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2012年11月21日

小物③・・・潮受ウキゴム

皆さまこんにちは、楽しい釣りをしていらっしゃいますか。
 
今回も小物シリーズでお伝えしております。さて小物というもの中で更に小さい「小物中の小物」を紹介しましょう。
 
磯釣りにおけるもっとも小さいアイテムと言えば、ハリスに打つジンタンオモリ(シズ)があります。そのシズにも負けないくらいの大きさで、大きな役目を担っているのに『シモリ』というものがあります。名前だけで想像すれば、磯場の海中にあって、岩の突起したところ、時々見え隠れする場所を関東では「根」といい関西では「シモリ」と言っています。
 
今回の小物で言う『シモリ』は中央に道糸が通るだけの小さな穴をあけたプラスチックの小さな玉を意味します。他の名前で「シモリ玉」とか「シモリペット」という言い方もあります。ここでは使い慣れた「小粒シモリ」(Tsuriken)という名前で表しますが、この小粒シモリの直径は大きいもので直径が8mm、もっとも小さいもので3mmのものがあります。

船釣りの天秤ウキ釣りの場合はタナが20ヒロ等は当たり前で、道糸も太いので「小粒シモリ」の中でも大粒の8mmを使います。孔径も1.0mmもあるので糸通りもよく大きな環の付いたウキでもがっちりキープします。しかし磯のフカセ釣りのように繊細なウキ釣りではシモリ自身が釣りの邪魔をしてはいけないため、もっとも小さいものを使います。使用する小粒シモリの直径は3mm。穴径は0.6mm 。道糸は3号(0.285mm)くらいまでを使用します。
 
次に使用するウキの中通し穴径は約2mm。したがって3mmのシモリでちょうどいいわけです。
 
では『小粒シモリ』の使い方はどうでしょう。磯の完全フカセなどで道糸をどんどん送り込んでいく「イケイケ」釣法などではウキ止目も小粒シモリも使用しませんが、タナ位置限定で釣りをする場合設定したタナまでウキが移動してウキ止め糸のところで止まらなければなりません。そこに小粒シモリが必要になるわけです。
 
仕掛けを始める時もまずは道糸に最初に通すのがシモリ玉になると言うわけです。環付きウキの時もウキに付いた環の前後に入れて同様の働きをさせます。ところがウキの穴径と変わらない小粒シモリを使用すると、ウキの中に入ってしまったり環付きの環を通過してしまうことがあります。あるいは、強力ですごいアタリの時などはウキ止め糸を小粒シモリが押し上げてしまいタナがずれる事があります。
 
小粒シモリは大変小さくて軽いのでパーツケースの中から取り出す時、風に飛ばされてしまうことがあります。又磯の上で落とすと見つけるのが大変です。仕掛けとして使う場合は潮や風の動きに邪魔されず、しっかり釣りをサポートする役目を持っています。目が悪くなってくると仕掛け作りには0.6mmの穴には通しにくいですがないと困るものとして紹介しました。
 
さて次も小物に付いてご紹介いたします。