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2012年11月8日

小物②・・・潮受ウキゴム

皆さまこんにちは、楽しい釣りをしていらっしゃいますか。山口雅三です。
 
今回は小物の中でも最近特に人気のある仕掛けが潮受ウキゴムです。

昔は、浮きと錘の間が離れていて投入時に絡まないように「仕掛けからまん棒」というのが一般的に使われていましたが、寄り繊細で高度な釣りを求め次第に釣りの技術向上には欠かせないアイテムとなっています。
 
私が良く愛用するのはTSURIKENの潮受ウキゴムのイエローで全遊動のウキと併用して使います。浮力はほとんどなくウキから下の仕掛けの状態を知るのに大変役に立ちます。

まず仕掛けを投入した時に、シズがなければ針から沈みだし、シズがあると針とシズと同時のような沈み方をします。
 
ですから仕掛けが完全に立ってしまわないと潮受ウキゴムに変化は出ないことになります。大きな錘を付けた場合はそうとは限りませんが。

生餌、ボイル餌、加工餌に関しては以前にご説明したと思いますが、餌と潮受ウキゴムの関係も大事な要素です。前に申し上げましたように加工餌が一番早く沈みます。針とのバランスで餌がついている時と、付いていないときは加工餌だと潮受ウキゴムの変化がよく見えます。逆にボイル餌は解り辛いということになりますが、いずれにしても水の比重より多少重いので慣れてくれば解ります。
 
このことによって、いつまでも餌の付いていない仕掛けを流すこともなくなるわけで、細やかな判断ができ手返しが良くなります。
 
コマセを入れて目で追いかけてみて大体のタナに撒き餌が来るころ潮受ゴムに変化が出ると同調していることになります。
 
ここでいう変化というのはメインのウキからゆっくりと潮受ウキゴムが離れ出すことを指します。
 
注意点は使用するウキ、道糸、ハリス、針のバランスが非常に大事で、私はもっぱら浮力に厳密忠実に作られた専門のウキメーカーのウキを使うことにしています。シリーズでその癖をつかまないと判断を間違えることになります。
 
均整の取れた仕掛けが次に教えてくれることは、水面下の引かれ潮に差し掛かった時いち早く潮受ウキゴムに変化が現れます。
 
引かれ潮の強いところではウキごと入って行きますが、まず仕掛けが入ったかどうかを知ることが大です。波の影響や潮の流れ、逆風等によってポイントを見失ってしまうことが減って寄り長い時間ポイントに仕掛けを預けることができるのです。
 
そうすることによって、少しでも魚との接点が多くなるわけでやみくもに海にめがけて仕掛けを入れていることとは大きな差があります。