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2012年10月4日

エサ取り上手なカツオを攻略

下りガツオのシーズンですね。よく脂が乗った4、5kgもある下りガツオを一度でも口にすると、三日とあけずにまた食べたくなるほどです。南紀では新鮮で上質のカツオを「餅ガツオ」と呼んで昔から珍重してきましたが、呼び名通りに身がもちっとしていて、とてもカツオとは思えないほどの歯応えと旨みがあるのです。
 
黒潮の申し子でもあるカツオは、弾丸ランナーでも知られていますね。エサを追うときには瞬間的に100km近くのスピードが出ると言われていますから、その釣り味はマグロやカジキに匹敵するほどです。

イワシなどの小魚をエサにする典型的なフィッシュイーターなので、生きたエサはほとんどひと呑みにしてしまうのですが、デッドベイト、つまり死んだエサのときは、かなり慎重なエサの食べ方をします。
 
オキアミをエサにしたフカセ釣りやテンビンズボ釣りのときは、よく気をつけていないと分からないほど巧みにエサを取っていきますよ。
 
オキアミの場合は、エサをひと呑みにするのではなく、スピードを落として泳ぎながらついばむようにして食べるのでしょう。
 
竿先を注視していると、ツンと表現したくなるほど小さくて微妙なアタリが出ます。
 
おっ、当たったな。
 
と思って、次の本アタリを待っていても、なかなか出ません。おかしいなあと思って仕掛けを上げてみると、きれいにエサだけ取られています。あの駿足のカツオがハリにも掛からず、どうやってエサだけ上手に取るんだろうと思わず考え込んでしまいます。
 
カツオ釣りに慣れていな人は、カツオが食ったら向こうアワセで、豪快に竿を絞り込んでくれるのだろうと待っているのですが、最初にツンの小さなアタリを見逃してしまうとエサがないのにじっとアタリを待っている時間の方が長いそうですよ。
 
では、エサを取られずにどうやったら釣り上げることが出来るのでしょうか。
 
まず、エサから考えていきましょう。オキアミはマキエ用のものからサシエを拾い出して刺してもいいのですが、なにも処理していないので解凍したあとは、急速に軟らかくなってしまいますね。
 
エサが軟らかいほど取られやすくなるので、出来れば薬剤で処理したサシエ専用のオキアミを使ってください。これだけでもエサもちがずいぶん違うと思いますよ。
 
次にオキアミの刺し方です。余りエサばかり取られるときは、オキアミの背がハリのフトコロ側になるように刺してみてください。普通は、尻尾からハリ先を入れて2、3節刺したら、腹側に針先を抜きますね。これを背側に抜くようにするのです。すると、オキアミの腹よりも硬い背がハリのフトコロ側になるので、エサもちがぐんとよくなるのです。
 
あとは、こまめに誘いをかけて反射食いに期待することです。カツオはデッドベイトには慎重に対処しますが、もし、そのエサが逃げると思ったら反射的に飛びついてしまう性質があるのです。
 
エサが逃げると思わせるには、マキエを撒いたあとタイミングを見計らって竿を大きくあおり、エサを上方や左右に素早く動かしてやることです。
 
次回は、落とし込みとかサビキノマセと呼ばれている釣りを考察してみます。