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2017年2月2日

「知るシリーズ」・・雲(その2)

季節風を天気予報のアメダス映像で見ると、日本の位置に対して北西方向から筋状の雲が帯状に長く連なっています。
 
映っているのは雨雲か雪雲。
 
大陸の発達した高気圧から太平洋側(日本の方向)に強く吹いてきます。
 
気圧の高低差が大きいので風も強くなり雲の帯も長くなります。
 
北海道なら日高山脈、東北なら北上山地、奥羽山脈、南下して越後山脈、飛騨山脈、北アルプス、日本アルプス、白山、中国山地等の山々を境にその雪雲は途絶えます。
 
雲の高度は山を越すほど高くないのです。
 
 
低いものになると地上200Mぐらいからあります。
 
スカイツリーの高さが634Mなので雨雲を下に見ることは普通にあり得ます。
 
冷たい雲は地平線ぎりぎりを通過してくるのですが温かい風や障害物にあたって雨に変わります。
 
そんな時上空1500Mあたりから下の気温が冷たいとたちまち雪に変わります。
 
その為日本海側は雪が多いのです。
 
かわって夏の日本はその影響が逆で南からの高気圧が吹いてくるのですが、気温差が最も生じる春先に春一番となって、強い暖かい風が入ってきます。
 
これから三寒四温と少しずつ暖かくなっていきます。
 
地球と太陽と月の絶妙な位置関係がこれら自然の輪廻を作り出すのですが、南からの風の時は、からっとした風は日本海側に行ってからの方が多くなります。
 
太平洋上で温められた空気は軽く、上昇気流に乗って高いところまで昇ります。
 
水は含んでいますが高いところでは気圧の変化が急激に起こりませんので急に上空で雨になることもないですが、それが地上に落ちてくることもありません。
 
いい天気だなーというくらいです。
 
やや気圧が不安定になると薄い水蒸気となって空中を漂うこともあります。
 
地上からみると霞(かすみ)がかかったり、靄(もや)が出たりします。
 
もっと薄いものもあります。太陽を見ると水蒸気にプリズムとなって輪が出来上がります。
 
いわゆる狐の嫁入りなどと言っていますが、天気が悪くなる前に現れることがあります。
 
雲みたいなもので人が及ぼすもので待機汚染(PM25) 火事による一酸化炭素(ばい煙、油煙)、これも同じく太陽の光を遮り思いもよらない気温の低下をもたらします。
 
自然に起こりうる規模とは大きな差はありますが、PM25はあなどれません。
 
太陽がもたらすエネルギーで様々なことが発生します。
 
これらの汚染した空気を分解したり、分散させたりも太陽のおかげです。
 
太平洋に発生した雲の続きですが、これらが発達を激しく繰りかえると海水温の高い赤道近くでは上昇気流が次第に渦を巻くスピードでのぼり始めます。
 
すると渦流と言って渦の中心に向かって気圧がドンドン低くなり地上近くで周りに逃げて行きます。
 
渦流の勢いが強いことで圧力の差が生じることから気圧の単位で表しますが915hpa(ヘクトパスカル)などと言います。
 
発生の要因が、移動性、熱帯低気圧、となれは台風、ハリケーン、サイクロン等の呼び方があります。
 
気圧が低いとそれだけ風を放出します。
 
台風の高さは約1kmに及ぶこともあります。
 
直径にしたら500km~1000kmにもなります。
 
中心でできた風が地面にたたきつけてその勢いが500kmにも及ぶのです。
 
1秒間に30~60Mもの風なら1分間に3600kmも行く計算になりますが、普通950hpa程度の台風でも30~40m/秒の風があります。
 
遠方にある台風はまだ地球に届いていなくともこのように幅の広い風が波を起こします。
波は波長の合う者同士で一体化し「うねり」となって寄せてきます。
 
台風は長時間海上にいるのでうねりは早くから始まり、台風が去っても残ります。
 
台風の眼の中は互いの風の勢力が外に外に引かれているので無風のような感じがします。
こんな時でもすぐに危険はやってくるので気を付けてください。
 
台風と異なって発生原因が熱帯ではなく移動性でもないものに大型積乱雲があります。
 
これは上昇気流が水蒸気をたくさん束ねて分厚い雲の塊となります。
 
地上の空気はそのために冷やされて、雲の中では水蒸気が飽和状態になって冷やされて地上に落ちてきます。
 
かなりの水量を蓄えており、分厚い雲になればなるほど地面との温度差ができるので地上に向かって強い風が吹きます。
 
上空500M~1000の風ももってくることから、地上ではまず冷たい風が吹きます。
 
その後勢いのある大粒の雨が一気に降ってきます。
 
これが「夕立」「にわか雨」です。
 
風に雲が押されて山にぶつかってもこのような現象は起こります。
 
川遊びをしていて天気が良くて、突然川の水があふれてくることがあります。
 
要注意です。
 
高層ビルでも置きます。
 
 
ビルの陰になっているところはやy気温が冷たく、上空とビル裏側の気温差がはげしいと、通常風がビルにあたって下に吹いてくることに加えて気圧の小さな変化があります。
 
雲の発生には至りませんが風がきつく吹くと衝突して雲も生まれるかもしれません。
 
僅かですが地表に雨っぽいものが落ちることがあります。
 
ビルだらけのところはなりやすいです。
 
雲を見ているだけでいろんなことが分かってきます。
 
そんな目で見てみてください。