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2016年6月16日

釣りを体験しましょう!3

私が釣りを始めたころ、釣れたことの感激からその感激に出合いたくなってどうしたかというと、まず魚の勉強をしました。
 
釣りたい魚の習性、生息域、何を好んで食べるか、一日どれくらい活動しているのかなど・・。
 
この辺のことは「おさかな図鑑」や「魚類貝類の本」などの出版物から読み漁った(よみあさった)という感じでした。
 
釣り方に関しては、著名な釣り師が掲載されている本の記事をいろいろ読みました。
 
当時はたくさんの出版物には、必ず私が気になる釣りについて釣り場の状況を解説しながら仕掛けの事やエサのことを細かく書いてありました。
 
その中でかなりはまってしまったのが徳島の高橋康生さんというグレ釣名人の方が書かれた「阿波釣法」に関しての記事でした。
 
徳島県出身の著名な方はたくさんおられたのですが、理にかなったことがわかりやすく書いてあったので、当時釣りの経験がまだ浅い私にとってもなんとなくながら理解をしていきました。
 
それからしばらくしてメーカー主催、新聞社主催の大会等が多く開催されるようになって、そこで好成績を残した方の記事が釣り雑誌で大きく取り上げられるようになると、それぞれの方がそれぞれに一家言もった内容に変わってきて、なんとなく難しい表現になってきました。
 
釣りをわかりにくく感じた時でもありました。
 
これだと釣りに対する敷居が高くなって釣りのとっつきにくさを感じた方も多くおられたかもしれません。
 
しかし当時はこういった名人ブームがあって書物もたくさん売れていました。
 
そうこうしているうちにVHSビデオが世に出るようになって、釣りをしながらの解説がすごく面白く感じた時がありました。
 
このころ私はすでにグレ釣りにどっぷりはまっていて、寝ても覚めても釣りの事ばかりを思う様な時がありました。
 
このビデオの出現はそれに拍車をかけるものでした。
 
撒き餌のことから釣り方まで非常にわかりやすいし、そして立派な釣果もあって、このビデオの真似をすることでうまくなると勘違いもしたものでした。
 
「釣りは釣れたではなく釣った」と異口同音に釣りのビデオは言っています。
 
しかしそれはそのまま、真似のできるものではありません。
 
気になることは現場で確認・・・と言ってもなかなか難しく、結果的には釣りの経験豊富な方の経験談をききそれをまとめて応用するという感じなのかな?と思いだしました。
 
ところがインタビューするとほとんどが武勇伝になってきます。
 
それはそれで面白く、長時間の相槌も決して苦痛ではありませんでした。
 
興味を持つということが大切であって、興味が転じて好きになるという流れでしょうか。
 
釣れた時の感激を思い返してまた期待に胸が膨らむ…そんな心境になっていくことが次の釣りのステップアップに必要なことと考えます。
 
さて、サビキ釣りから撒き餌と刺し餌の同調を前回号で書きましたが、次に、より多くの魚を釣りたいのか、より大きい魚を釣りたいのかで多少流れが変わってきます。
 
先ほどのビデオで一番感銘を受けたのは若かりし頃の江頭弘則さんです。
 
この方とお話をしたときの目標を聞いたら「大きい魚をたくさん釣りたい」という素朴でインパクトのある言葉をいただきました。
 
大きい魚なりの習性と小さな魚なりの習性が撒き餌の仕方ひとつで変わってくることで次のステップにつながります。
 
次回は「サビキ釣りでも時間差攻撃でより大きい魚が釣れ始める」を書いてみたいと思います。