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最新攻略コラム

2016年3月3日

とことん粘る。

大グレを求めて磯に立つ。
 
時期的にはもう終盤戦と言っていいでしょう。
 
放卵を間近にしたグレは、乗っ込み接岸時の荒食いから、すこしずつ活性が落ちて動かなくなります。
 
中には年を越す若いグレもいますが、水温の低下とともに脂も付き、メタボなグレが釣れていることと思います。
 
水温の温かい時期では水深2ヒロであたりがあったフカセ釣りも、極端に水温が落ちれば徐々に狙うタナが深くなってきます。
 
だからと言ってどこまでも深くすればいいというものでもないようです。
 
もともと生息水深が深めの真鯛などは水深15mから始めるといったことは当たり前で、さもすると水深30mなどをフカセ釣りで狙うことだってあります。
 
しかしグレ釣りはアタリがないからと言ってやみくもにタナを下げて行ってもつれません。
 
釣り人の心理から、何のアタリもなくエサが残るばかりの釣りでは、「なんでもいいから何か釣れてほしい」という願望が出てきます。
 
捨て身の釣りとなっている証拠です。
 
別の考えをすれば「居る魚を釣る」という考えで、その場の近辺で釣れる可能性のある魚を狙うことがあります。
 
全くフカセ釣りとは関係がありませんが、この時期に鍋でおいしいカワハギなど、お土産であるという理由から前向きに狙って釣ってみるという方はいます。
 
しかしそれはやはりグレが釣れないからであって、グレのアタリがあれば一心にグレを狙っているはずです。
 
しかも、グレを釣りに来たわけで、エサも道具もグレに照準を合わせたわけですから、ここは粘ってグレを狙ってみようではありませんか。

どうやってモチベーションを保つか。
 
まさに実績と調査によってある程度の目星をつけておかないと、目標がぶれてしまうので、そこはしっかりと情報を得ることを行いましょう。
 
是非ともただ釣り場に行くだけの釣りではなく、下調べをして、情報ももらって、そしてその内容を成し遂げるといった思いが大事だと思います。
 
釣り方や場所のことは、船頭さんや釣りクラブの先輩などに聞くとそれなりの重要な情報をいただけます。
 
「どのあたりで、どのくらいの深さで・・・」というのが最も基本の情報と思いますが、「どんな潮の時、何時ごろ」とさらに詳細な情報が必要になってきます。「エサの種類や大きさ」も重要な情報です。
 
では、乗った磯が、どういう状況で、集めた情報に近いか遠いか・・・、わからないことが当たり前で、つぶさにわかるようであれば、おそらく「釣れるか」「釣れないか」の判断ができているはずです。
 
しかし、普通は今やっていることが正しいのか正しくないのか、不安になっていて当然と思われます。
 
もし迷ったり、わからなかったりしたら、すぐに結論を出してしまわず、粘るということです。
 
情報を信じて粘るということです。
 
その情報の釣り方にはまるように努力をしつづけて、ありとあらゆることをし続ける粘りが大事です。
 
釣れないという状況を回避させる引出しをたくさん持って、試して、理解して、次の戦術を練る。

攻めて終えるということが本命に近づく方法です。
 
それだから釣りは楽しいんですね。
 
だから釣りは難しい。
 
難しいから面白いということになります。
 
結果を出すためには粘りましょう。