初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2015年12月17日

ドラゴンを狙い撃て

大阪湾の南部、淡路島の洲本沖で再びタチウオの爆釣が始まりました。

潮回りが大きな間は、どこへ行ってしまったのと思うほど沈静化してしまうのですが、小潮回りの2日目か3日目あたりから急に食いだして、長潮、若潮、中潮といい潮回りが続き、中潮の後の大潮の初日あたりまで食い続くのが今年のパターンです。
 
この潮回りを狙って僕も何度かタチウオ釣りに出かけましたが、過去の記録を塗り替える43匹という釣果が出ました。
 
でも、この日の竿頭は70匹を超える成績でしたから、僕の釣果は真ん中より少し上ぐらいにしか評価してもらえません。(笑)

こんなに数釣れる年も珍しいのですが、他の魚と同じように数釣れる年は小型が多い、と言われるようにタチウオも例外ではありませんでした。
 
 
平均すると指3本から4本サイズが圧倒的に多く、中には夏場に防波堤で釣れる夏タチよりも小さな指2本サイズが交じりました。
 
こんな小さなタチウオを持って帰るのは忍びないのですが、タチウオの銀箔は剥がれやすく、手で掴んでハリを外そうとしただけで、銀箔が剥がれそれが原因で病死するそうです。
 
ですから小型をリリースしてもほとんど生き残らないそうです。
 

そこで、こんな小型タチウオをなるべく釣らないようにして、ドラゴンにアタックできる方法はないものかと、色んな人の意見を聞いてみたのですが、いくつかの答えらしきものを見つけることが出来ました。
 
まず、余り激しく誘いすぎないことがひとつ。
 
絶え間なく誘いを掛けたり、誘いのアクションが派手でよく目立つような誘い方をすると、周りに型のいいタチウオがいても、先に小タチが反応してテンヤにまとわりつくのだそうです。
 
誘いながら釣っていると、コンコンと鋭いアタリが何度も出るのに、いくら合わせても掛からないときは、小タチがちょっかいを出していると考えた方がいいようです。
 
こんなときは誘いを控え目にして、シャクリを多用せず、スロー巻きで誘ってみるとかの作戦変更がいいようです。
 
今までは、ドラゴンも含めて大型のタチウオは底近くに多い、というのが定説でした。
 
だから、小型を無視して大型を釣りたいという人の中には、タナを底から5m上と決め打ちして狙っている人もいたほどです。
 
でも、この定説も今年のパターンには当てはまらないようですね。
 
底より15mとか20m上でドラゴンが釣れているのです。

ですからアタリがないときは、底から中層まで幅広くタナを探るのがドラゴンへの近道のようです。