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最新攻略コラム

2015年8月6日

進化し続けるイカメタゲーム

ケンサキイカやヤリイカをメタルスッテを使って釣る新しい釣法が爆発的に広まったのは、ここ1、2年のことだ。
 
スッテを使った釣りより、手軽で、誰にでも楽しめて、より釣った感があるために一大ブームが起きたのだと思う。
 
そして、新しい釣り方だけに今も日々、進化しているように思う。
 
この釣りでキーポイントになるのがメタルスッテだ。

潮の速さやイカの活性に合わせて、スッテの大きさや形、色などを考えつつ選ぶ必要があるのだが、本当に考えておきたいのがメタルスッテのバランスだ。 
 
メタルスッテは、スッテそのものが重いから、浮きスッテのように潮に乗ってゆらゆら揺れるわけではなく、動きそのものが緩慢なので、重心がどこにあるか、そのバランスが大切なのだ。

メタルスッテは、その形からしてカンナがある側に重心を置いたものはまずない。
 
メタルスッテの中央からアイ側のどこかに重心が来るよう設計されているはずだ。
 
そして、この重心がスッテの真ん中近くにあるものより、アイ側に寄ったものほど動きがよくて、誘いを掛けたときにイカがよく乗るのだ。

集魚灯が点灯され、しばらくするとイカが浮いてくることがよくある。
 
このとき浮いてきたイカで乗りの善し悪しを判断することが出来る。
 
浮いてきたイカの体色が赤ければ、興奮状態にあって食い気がある。
 
ところが白く見えて何匹かが群れになり魚のように泳いでいるときは、何かに警戒しているので乗りが悪いことが多い。
 
このようにイカが警戒して、いくら誘ってもイカが乗らないときや釣れるイカが小さい場合に試してみたいのが、遊動式のリグだ。
 
メタルスッテの上に付ける、浮きスッテや小型の餌木を遊動式にして誘ってみると、動きが優しく、固定式よりもゆっくりフォールするのがいいのか、遊動式に替えた途端イカが乗り出すときがある。
 
遊動にする範囲は、メタルスッテの上60cmぐらいのところにストッパーを付け、それからさらに2m上のところにもストッパーを付けて、この2mの範囲でスッテが自由に動くようにしておくだけでよい。

この動くスッテは、イカの大型を狙いたいときには3・5号と大きめをチョイスしておくことだ。