初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2015年6月18日

夜釣りでイサキ釣り

麦の収穫の時期に釣れるイサキを麦わらイサキと言って、脂ののったおいしいイサキが釣れる時期です。
 
今回は夜釣りのイサキ釣りをご紹介します。
 
この時期のイサキはサイズも一回り大きくなって、引き味もスピード感たっぷりのアタリに結構興奮してしまうものです。
 

扁平している魚のような重量感ある引き味ではありませんが、ウキの消込みや道糸を伝って指先にくる糸が走るときの面白みは思わずテンションが上がるものです。
 
 
この時期は夏至を迎えて日も長くなり、場所によっては遅くまで釣りをさせてくれる渡船店もあるでしょう。
 
昼を回ってから磯にわたり、日没まで、あるいは夜半まで、あるいは夜明けまで釣りができるところがあります。
 
九州地方になると夜釣りは当たり前で一晩中竿を振っている方がほとんどです。
 
 
私は夜通しやるのは苦手で、夕方から9時ころまでの間が夜釣りらしくて好きなのです。
 
ちょうどそのあたりが魚の活性も高く雰囲気も好きです。
 
夜釣りなのでとにかく安全な磯に着けていただく。無理は絶対禁物。
 
凪いでいても荷物はまとめて最小限にする。
 
決して単独ではいかない。
 
あらかじめ連絡網を明るいうちに家族、知人にも連絡をしておく。時々連絡を入れる・・。などのように釣りを楽しんでいる本人は何とも思いませんが心配をしている家族や知人のためにもまめに準備をしておきましょう。
 
さて、産卵のために接岸しているイサキはかなり浅いところで食ってきます。
 
スタートは3ヒロくらいから初めて見て、潮にのせます。
 
明るいうちに地形を把握しておいて、シモリの位置や、潮筋をおおよそのところをつかんでおきましょう。
 
撒き餌はしっかりポイントに入るように硬めに練り上げておきます。
 
仕掛けを流すときの注意点は道糸の出具合をよく見ていないとフケてしまうと知らぬ間に磯にひっかかってみたり、穂先に絡んだりといいことはありません。
 
指でスプールを抑えてサミングしながら送っていきます。
 
 
電気ウキを使用しますが、電気ウキは円錐型の方が遠投ができトラブルはありません。


釣研から販売されている電気ウキは、昼間のフカセ釣りで使用できるウキと大きさも色も重さも感度もほとんど変わりません。
 

私は夕方の明るめのうちからすでに電気ウキをセットして、たそがれ時のいい時間帯にウキ交換などをしなくていいようにしています。

電池内蔵型で感度よく視認性も抜群です。

仕掛けは普通のフカセ釣り仕掛けです。
 
電気ウキの流れる速度を考えてウキの手前に撒き餌を打ちます。
 
刺し餌はやはり大きめのオキアミが目立つので形のそろったきれいなものを使います。

とにかく新鮮なものでなくてはいけません。
 
アミエビを絡めるとよく光るので集魚性も抜群です。その網エビの持つ独特の光に似たもので、ルミカから出ている「ちもと蛍」は集魚効果もあり、針の位置もよくわかり、夜釣りでは欠かせないアイテムです。
 

針の上5センチのところに着けます。もう一つ大きな役割は潮受けの役目があり撒き餌との同調がすこぶるやりやすくなります。
 
アタリがあると強引に寄せます。
 
イサキで糸が切れたりすることはありません。
 
しかし夜釣りですから、何が来るかわからないのも夜釣りの楽しみでもあります。
 
フエフキダイ、コショウダイなど大物もアタックしてきます。
 
仕掛けは太い仕掛けでも釣果には関係がないと思えますので、コントロールしやすいバランスの取れた太めの仕掛けで挑んでください。
 
 
注意すべき点は、月夜はお勧めできません。
 
せっかくの大潮ですが、極端に喰いが落ちます。
 
7月いっぱい楽しめます。