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2015年4月16日

磯釣りの針③

磯釣りはこの時期、クロダイの乗っ込みの真っただ中。
 
近場で大きい年なしのクロダイがたくさん釣れる時期です。
 
自己記録を狙うなら今でしょ。
 
私のクロダイの記録はもう十数年更新できていません。
 
一番大きいのでも56センチです。
 
なぜかそれ以上のものに出会えません。

53センチまでなら結構出会っているのですが、それ以上になるとなかなか出会うことがありません。
 
クロダイ(チヌ)が捕食するのが激しい時期が、この春と秋口の2回あるように思います。
 
春は柔らかいエサで、虫類、オキアミ。秋は硬いエサ、貝、コーンなど。
 
捕食の競争力によるものと思いますが、いずれの時期も活性がすこぶる高いです。
 
このように活性が高くとも、釣りとなると、繊細さを忘れず細やかな気配りで釣りを展開して頂きたいものです。
 
今回は針をテーマに書いておりますが、柔らかいエサで狙うときは、エサ自身が水に近い比重のため、ふわふわ漂う感じを演出します。
 
オキアミやむき身の場合でしたら、針持も大事で針とエサの摩擦抵抗が大きいほうが、がっつりかかり、エサの付け具合がよくなります。
 
春のエサ釣りのクロダイ(チヌ)狙いのエサは、大きいオキアミを使う場合が結果につながります。
 
魚も一回の拾餌でたくさん食べられるほうが楽・・・と思えますし、エサとりがすくないし餌が目立つので、大きめのオキアミをつけます。
 
そうなると、エサの大きさに合わせてエサをつけるので、結構大きいチヌ針の3号、4号でも十分隠れます。
 

オキアミ色の針を使わなければいけません。
 
オキアミが透き通っているので目立ってしまいます。
 
貝のむき身の場合も、あまり小さい針ならば貝のむき身の形状を維持できなくて、仕掛けの振込の際にちぎれてしまいます。
 
貝の場合は黒い針を使ってください。
 
そうやって、柔らかいエサには大きめの針を使います。
 
その代り、漂わさせなければいけませんので、軽い比重の細軸の針を使います。
 
逆の硬いエサ、押し麦やコーン、イガイ、カニなどの場合は形が崩れにくいという利点を考えると、小さな針ほど目立たず、えさが自然の状態に近くなります。
 
私の場合、一番小さい針を使うケースでは、袖針のようにアジ釣りに使いそうな細くて軽いものを使います。
 
カニの場合は、関節の付け根に軽く刺さり、貝の場合は、隙間にスッと入ります。
 
コーンの場合は、コーンの皮に刺しても切れにくく目立ちません。
 
もう一つ利点は、針は小さくとも軸が長いため、持ちやすく作業が速いのが特徴です。
 
では、こんな細軸の針が硬い口を持ったクロダイに刺さるかどうか・・・ですが、まず食わせることから始まるので、どこにかかるかは運みたいなところがあります。
 
もちろん、よくかかるのは飲み込んでしまえば喉の柔らかい部分にかかります。
 
飲み込んでいなく、合わせを早く入れたとき、うまくいけば唇、向こう合わせでかかった時は閂(カンヌキ)のところに刺さります。
 
結構がっつりかかります。
 
一番の難点は太いハリスがつかえません。
 
その針に結べないからです。
 
でも、クロダイは1.0号の糸でやり取りはできるので、あとは竿とのバランスです。
 
チヌ針の1号を使えばハリスは1.5号でも十分結べます。
 

エサに応じた針選びが大事です。
 
ぜひ、この時期、自己記録を更新すべく頑張ってみてください。