初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2015年3月5日

寒のイサキは優しく誘って

イサキといえば”麦わらイサキ”と言われるように、春が終わり初夏を迎えるころが出盛りの旬ですね。
 
この季節には、30cmを超える大型もよく釣れるし、多点掛けも多いのでクーラー満タンの大漁も珍しくありません。
 
では、イサキは初夏の時期しか釣れないのでしょうか?
 
いえいえ、そんなことはありません。
 
真冬の時期でも狙えば釣れる魚なのです。
 
しかも、寒の時期に釣れたイサキのお腹を開くと、白い脂肪でべっとり覆われています。
 
こういう魚は身にもよく脂が乗っていて、塩焼きにすると黄色い脂がしたたり落ちて確かに美味しいですね。
 
今回は、そんな美味しい寒のイサキの攻略法を考えてみました。

イサキはタナを釣れ、という名言があります。
 
それはタナを外すと釣れない魚だからです。
 
タナ合わせは、リールのカウンターに頼る人が多いのですが、釣りに出かける前に必ず実際の数値とカウンターの数値が合っているかどうかを確かめておくことです。
 
電動リールは特に使っている間に実際と数値と合わなくなることがよくあります。
 
道糸が高切れして数値を合わせるときなどに、多少狂いが出るのでしょうね。
 
ですから、お家で道具を用意するとき、電動リールをバッテリーに繋いで、実際にPEラインを何mか引き出し、その数値が引き出したラインの長さと合っているかどうか確かめておくことです。
 
もし、大きな誤差があるようなら、もう一度、道糸を全部引き出し、ライン巻きを設定して一から巻き直すことです。
 
これが面倒ならPEラインの色分けと1m毎に付けてあるマーカーでタナを設定することです。
 
面倒ですがこちらの方が正確なタナ合わせができますね。
 
船がポイントに掛かったら、船長がタナを指示してくれます。
 
その指示ダナより下に3m、上に2m、合計5mの幅で細かくコマセを出しながら食いダナを探っていきます。
 
寒のイサキは臆病で神経質ですから、大きなアクションは好みません。
 
シャクってコマセを出すときも余り派手に揺すらないでください。
 
そして、コマセを出した後にリールを2、3回巻いて誘うのですが、このときも性急にリールを巻くのではなく、ゆっくり目がいいですね。

寒のイサキは、速い動きにはついてこれないのです。 

ゆっくりリールを巻いて止め、2、3秒アタリを待ってから、アタリがなければまたコマセを振り、リールを巻いて2、3秒待ちを繰り返しながら5mの範囲を探っていくのです。
 
これを2往復繰り返したらコマセがなくなっているぐらいがちょうどいいですね。
 
冬場は特に急に水温が下がったりすると、そこにイサキはいるのに口を使わないときがあります。
 
こんなときは、細くて長いゴムクッションを活用し、ハリスを思い切って1.5号ぐらいに落とし、ハリも小さめのものに換えてみることです。
 
それでもダメなときは、しかたないから諦めてください。