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2015年2月19日

根掛かり防いでカサゴ楽しむ

カサゴは、関西ではガシラ、瀬戸内ではアカメバル、九州ではアラカブと呼ばれるポピュラーな魚です。
 
狙えば一年中釣れる魚なのですが、なぜか釣り物が少なくなる冬場しか脚光を浴びない可哀想な魚です。
 
頭でっかちで大口、ハリに掛かってもあまり引かないという点で損をしているのでしょうか。
 
食べるとおいしい魚なんですがね、イマイチ人気がない魚のひとつですね。

このカサゴにも2種類いるのをご存じですよね。
 
浅場に多い最もポピュラーなカサゴのほかに、水深50m以上で200mぐらいまでの場所に生息しているのがウッカリカサゴです。
 
ウッカリカサゴは、カサゴより大型になり色も鮮やかなものが多いのですが、カサゴと見分けにくいために魚類学者がうっかりカサゴと間違えたため、ウッカリカサゴという面白い呼び名が付けられたといわれています。
 
ウッカリカサゴは深場に生息しているせいか身は筋肉質で、ハリに掛かってからの引きもカサゴより強いような気がします。

さて、カサゴに限らず根魚釣りで一番悩まされるのが根掛かりですね。
 
仕掛けの中で根によく掛かる部分といえば、オモリとハリです。
 
特によく掛かるのがハリの部分でしょう。
 
テンビンを使って仕掛けを吹き流しで釣るときは、よほど気をつけて底取りをしないと、直ぐにハリが底に掛かってしまいます。
 
かといって、根掛かりを恐れて底を切りすぎると、今度はカサゴが食ってきません。
 
こんなときは、テンビン仕掛けを諦め思い切って胴突き仕掛けに替えると、根に掛かる率がうんと少なくなりますよ。

根掛かりを防ぐには、こまめに底取りをすることも大事ですが、根に掛かったハリを外す方法を覚えておけば、ずいぶん仕掛けの損失を抑えることができます。
 
トントンと底を叩きながら釣っているとき、オモリではなくハリが掛かったなと思ったら、いきなり竿をあおり強く引っ張って外そうとせず、まず軽く左右に振ってみて下さい。
 
ハリが軽く根に掛かった状態なら、これで外れることが多いのです。
 
左右がダメなら前後も試して下さいね。
 
チョンチョンと軽く仕掛けを弾くように四方に竿を振って外れないときは、仕方がないから強く引っ張って外すか、手を切らないよう気をつけて道糸を引っ張って切るしかないですね。
 
根掛かったと思った瞬間、いきなり強く引っ張ると、ハリがさらに深く根に食い込んで余計に外れなくなるのです。