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2015年2月5日

マダイ釣りにガン玉作戦

真冬に向けて水温が少しずつ下がり始めていますが、まだ、黒潮の影響を受ける海域では、20度を超えているのでマダイも安定して釣れているようです。
 
マダイの好適水温は、18度以上、28度までと言われており、12度以下では冬眠状態になるそうです。
 
徐々に下がり始めた水温が20度近くになると、深みへと落ち越冬準備に入ります。
 
これが落ちダイのシーズンになるわけですね。
 
こうしてマダイが深みへと落ち、越冬準備が始まると、オキアミをエサにしたコマセマダイ釣りが面白くなります。
 
すでに紀伊半島では、水深60~90mの深場でコマセマダイ釣りが始まっています。

さて、水温の高い夏場によく起きるのが二枚潮ですが、冬場は夜よりも昼間の潮が速くて困ることがあります。
 
潮が速すぎて仕掛けが落ち着かず、マダイが食い渋ることがよくありますね。
 
そんなときどんな対策を取るかが今回のテーマです。
 
潮が速過ぎるとテンビンから吹き流しで出している4ヒロから6ヒロもの長~いハリスがほぼ真横になると想定できますね。
 
こういう状態で少しぐらい竿をあおって誘いを掛けても、その動きがサシエまでなかなか伝わりにくいものです。
 
ではどうすればいいか?
 
まず、ひとつ目はハリスに掛かる潮の抵抗を出来るだけ少なくして、ハリスが真横を向かないようにすることです。
 
そのためには6号のハリスを4号まで落としてみるのも一つの手ですね。
 
また6ヒロ取っていたハリスを8~10ヒロと長くしてみるのもいいでしょう。
 
ハリスが長くなればなるほど、ハリスの先端に近い部分は速い潮の影響が小さくなり、余裕が生まれてサシエがよく動くようになるからです。
 
ハリスを落としても、長くしても効果がなければ、最後の手段です。
 
ガン玉を活用してみましょう。
 
潮の速さに合わせてハリスの真ん中より少しハリに近い部分、例えばハリスの長さが6mならハリから2mぐらいのところにガン玉を1個打って様子を見ます。
 
ガン玉の大きさは、そのときの潮の速さによって変わるので、最低4、5種類は用意しておきましょう。
 
ハリスにガン玉を打つだけで、何がそんなに劇的に変化するのか?
 
劇的とはいえないかも知れませんが、ガン玉を打つことによって、サシエの動きに変化がでることは確かです。
 
ハリスに打たれたガン玉は、まず、ハリスが潮に流されて真横になるのを防いでくれます。
 
それは、ガン玉の重さ分だけハリスが垂れ下がるからです。
 
このような状態で垂れ下がったハリスを竿をあおって引いてやると、テンビンからガン玉までのハリス部分に余り動きはないのですが、ガン玉から先のハリスの部分は、ガン玉という支点があるためによく動くのです。
 
この動きが誘いになってマダイが食ってくれれば万々歳ですね。(笑)