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2014年12月18日

落とし込み上手なエサの付け方は?

秋は、落とし込みの絶好のシーズンですね。
 
ヒラメやマダイなど定番の釣り物のほかにブリやカンパチなどの青物がよく釣れるようになるからです。

ただ、落とし込みはベイトの種類によって釣れる魚の彩りが変わるので面白いですね。
 
たとえば、ベイトがイワシ(カタクチイワシやマイワシ、ウルメイワシ)のときが、一番釣れる魚の種類が多くなりますね。
 
 
イワシのベイトは、マダイやヒラメの大好物ですし、青物もよく釣れます。
 
これが小アジ(マアジやマルアジ)になると釣れるのは青物が中心でときどきヒラメやカサゴ、ハタ類などが掛かりますが、マダイはほとんど応しないようです。
 
 
さて、落とし込みという釣りは、弱者が強者に食われるという自然界の非情な掟、食物連鎖を利用した釣りです。
 
ですから弱者であるイワシや小アジなどのベイトを太いサビキ仕掛けに食わせなければ成立しない釣りです。
 
サビキ仕掛けは、空バリだけのところもあるし、ハリにフラッシャーをあしらったもので釣ることもあります。
 
ただ、基本はマキエ無しで擬餌針に食いつかせるために、高速で仕掛けを落とし込んで、仕掛けが落下中にベイトを食わせるのです。
 
落とし込みという呼び名は、ここから来たものです。
 
実際に釣りに出かけてみると分かりますが、苦労せずにエサがよく付くときほど、本命の魚がなかなか食ってくれません。
 
これはきっとベイトの周りにベイトを食おうとしている魚がいないから、ベイトも安心してサビキ仕掛けに飛びつくのだと思います。
 
 
反対に魚探には真っ赤になるほどベイトが写っているのに、何度落とし込んでも、なぜかベイトが付かないときがあります。
 
こんなときほどうまくベイトを食わせると、待ってましたとばかり本命の魚が飛びついてくることが多いのです。
 
 
これはきっとベイトの周りにベイトを食おうとする魚がいて、ベイトが脅えてしまっているからエサ付きが悪いのだと思います。
 
 
さて、何度落とし込んでもベイトが食わないので、しびれを切らせてベイトがいるタナで仕掛けを止め、竿をあおって仕掛けを動かしベイトを食わせようとする人がいますが、これは得策ではありません。

ほとんど食わないといえるでしょう。
 
 
それよりも勢いよく何度も仕掛けを落とし込んで食わせる方が絶対に確率が高いのです。
 
ただ、余りにも食いが渋いときは、落とし込みながらベイトのタナに近付いたら、スプールに指を当てて落下スピードを落としてやるとか、一瞬だけ止めて、また落としてやるなどフェイントを掛けてやると、ベイトが飛びついてくることが多いのです。
 
また、エサ付きが悪いときほど、エダスの長さを少し長目にするのも効果がありそうですね。