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2014年10月16日

餌取り④

welcomeな餌取り

前号に続いて餌取りのお話をします。
 
今回はwelcomeな餌取りです。
 
Welcomeというのは「ようこそ」、「いらっしゃいませ」という意味ですよね。
 
餌取りなのにあえていらっしゃいませとはいかに。
 
前号までは厄介者扱いをしていた餌取りさんですが、潮がいい時の餌取りは、本命につながる餌取りとして、釣り人の集中をあおりたてるようなシチュエーションを作ってくれたりします。
 
 
たとえば木端グレ。
 
撒いた撒き餌に反応して、結構すぐに水面にグレが出てくる場合はそのポイントがグレにとって格好の場所であることの証明。
 
基本的に本命魚がいるかいないか、答えは先に教えてもらっている様なもの。
 
後は大物を釣るとか、たくさん釣るとか目標を持って釣りができる。
 
 
撒き餌の効き始めは警戒心の薄い魚が先に餌を取りに来ます。
 
その中には、ネンブツダイ、スズメダイ、イサキ等がいます。
 
それがグレであったりすると、警戒心のない状態なのかそれ以上に捕食に飢えているということです。
 
グレを含めてこういった磯魚は本当にwelcomです。
 
 
地域に差がありますが、その魚がチョウチョウウオであったり、サンバソウであったりすると、やはり高確率で本命魚であるグレが釣れてきます。
 
こういったwelcomな餌取りの中からより良いサイズの本命を狙うにはどの層で捕食しているか見極めることです。
 
釣り座が高く、足元を狙えるような場所であれば、よーく注意して海中をのぞくと尻尾の白い、ネズミ色がかった魚体が見えます。
 
ネズミ色がかるのは光の屈折のせいでもあります。
 
下の方に居れば黒く見えます。
 
水面近くは簡単に見て取れます。
 
その相手を見て餌を撒くと、まずは餌取りがワンサカでてきますが、凝視を続ければ、本命が出てくるタイミングがわかるときがあります。
 
一呼吸おいて捕食しに来る瞬間を見るのです。
 
本命は周りの魚の動きを見極めているのでしょうか、安心したところで急浮上してきます。
 
餌の量が多いと、浮上してこないこともあります。
 
周りの餌取りが撒いた餌に夢中になっている時、見えていた本命を釣るのです。
 
撒き餌と仕掛け投入のタイミングが分かってきたら、同じグレでも一回り大きいサイズのグレが釣れ出します。
 
経験ですが、撒いた撒き餌にすぐに反応する木端グレと時間差、段差を設けて釣ったグレとのタナの差は2ヒロ以内です。
 
木端グレの層を突破する時も2ヒロを目安にするとよいでしょう。
 
こんな楽しい釣りに発展しますので、同系の餌取りは本当にwelcomです。
 
 
 
<次回につづく>