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2014年9月18日

餌取り②

「餌取りをかわす」

本命でない魚を釣り人が勝手に餌取りとか、招かざる客とか大変失礼な言い方をしていて本当に魚さんには申し訳ないのですが、釣りをしている側としては、表現の仕方がどうしても「餌取り」というのが一番合ってしまう言い方になるのでそのまま使わせていただきます。
 
 
餌取りというのは近場の小磯においては、小型の魚が多く、多くの魚の産卵場でもあるのでしょう。
 
その数は魚のことですから卵の数を見てわかるように数万から数億まであるのです。
 
生き延びていくためにそこまで必要になるというのは、食物連鎖で小型の魚、稚魚等が格好の餌であるわけですからどうしても数が多いという訳です。
 
 
そう言った小魚にとっても釣り人が撒く撒き餌、コマセにはたくさんの餌、匂い、プラントン、アミノ酸等がたくさんあるわけで小魚はそれを目当てに寄ってきます。
 
 
オキアミ、アミエビ等はそう言った小型生物にとってはかなり御馳走なわけです。
 
 
釣り人側に立つと、撒く餌も、本命に食わせる餌も同じなので、餌取りがたくさんいる場所に同じ餌を入れても同じこと。
 
すぐになくなってしまいます。
 
針にかかることなく、きれいにかじってとって行きます。
 
餌取りは動かない餌を食べるのが得意なのでホバリングしながら拾餌するのは当たり前。
 
上手にとって行きます。
 
 
ここで餌のフェイントをかける方法をよく使います。
 
餌の撒きわけです。
 
餌取り用の餌、本命用の餌と使い分けをします。
 
ここで重要なのが餌取り用の餌が本命用と切り離しができるかどうかということです。
 
本命用の餌というのは、本命があたかも自然の流れの中で警戒心を持たずに食ってくる場所に入れることを指します。
 
流れの中であったり、潜り潮の中であったり、大きなシモリなどであったり。
 
魚にとっては餌が流れてきやすい場所が基本的に本命場所になります。
 
 
餌取りでも泳ぎの達者なものがいます。
 
フグもアジ、サバなどもそうですが、これらが本命のポイントに侵入しないようにしなくてはいけません。
 
流れのないよどんだ場所に釘付けです。
 
他の魚にとってもその場所が居場所がいいわけではないのでしょうが、強引に大量の餌で釘付けにします。
 
本命場にも少量撒かなくてはいけません。
 
流れに差がなかったり、離岸流がなかったり、本流がなかったりすると、足元に餌を数杯撒いて、超遠投で「本命よ、来い」と念を打ちながらまとまりをよくするため配合餌をブレンドし完全に切り離しをします。
 
 
もともと刺し餌の中には餌持ちがいいのとあまり長く持たないのがありますが、オキアミでもボイルオキアミと生のオキアミではボイルオキアミの方が餌持ちが良いとされています。
 
しかしこのボイルは粘り気がないので、普通に撒いても全く遠投が効きません。
 
こういう時には最近メーカーから出ました「ぶっ飛びボイル」を使えばまとまって非常に遠投が効きます。
 

使うえさと、撒き方で餌取りをかわす。
 
まずはこれからやらなくては餌取りの多い時期は本命を釣るのが大変です。
 
それも楽しみの一つなんですけど。
 
<次回につづく>