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2014年9月18日

鬼アジ釣りのキモは?

同じマアジの中でも、少し習性や棲み場所が違うのがいて、タイプ別に分類されているようですね。
 
関西では、黄アジとかトツカ、明石周辺ではメクリと呼ばれているマアジは、内湾の奥まで入ってきて瀬に居つくタイプで、体の背の部分やヒレが黄色いため、分類上も黄アジタイプとされています。
 
このアジは、余り大きくならず30cmまでが多いようですが、ちょうど初夏から夏にかけてが釣りのシーズンで、体にたっぷり脂が乗り、それこそ悶絶するほどの旨さです。
 
ただ、釣りのシーズンは短く初夏から秋の初めぐらいで、水温が下がると沖へと出て行ってしまうようです。
 
さて、もうひとつのマアジですが、こちらは漁師の呼び方だと黒アジ、釣り人は鬼アジと呼んでいます。

黒アジという呼び名は、黄アジに比べて背が黒いせいですが、鬼アジの方は、鬼のように大きくなるからでしょうか?。
 
鬼アジは、内湾の奥深くに入ってきて瀬につくことはまれで、沖の深場を回遊しながら大きくなるため、分類上は沖合回遊型と呼ばれています。
 
この鬼アジも初夏から冬にかけて次々と群れが回遊してくるので、釣りのシーズンが長いのが特長です。
 
黄アジよりもずっと大きくなり、中には45cmを超えるものもいます。
 
和歌山の加太と淡路島の由良との間に横たわる紀淡海峡では海峡筋のかけ上がりや魚礁に付いている鬼アジを胴突き仕掛けにオキアミのエサを刺して狙っていますが、40cmを超える鬼アジだとマダイにも負けず劣らずの引きをしますので、ライトタックルで狙うと面白いです。
 
鬼アジ釣りのキモは、仕掛けを引きずらないことですね。
 
底がきっちり取れず、ずるずると仕掛けを引きずっている人にはなぜかアタリが少ないのです。
 
だから、最初に底を取ったらすぐに1、2m底を切り、オモリを引きずらないようにしてアタリを待ちます。
 
ただ、かけ上がりを釣るので、最初に底取りしてもどんどん浅くなっていく場合があるので、底取りだけはこまめに繰り返すことですね。
 
底を取り直したら、直ぐに1、2m底を切ってオモリをぶら下げた状態でアタリを待つ。
 
鬼アジは余り浮かないので、大抵は一番下のハリか真ん中のハリに食うことが多いですね。