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2014年7月3日

大型のシロギスが釣りたい時は…

夏も近付く八十八夜…という歌詞で始まる茶摘み歌でお馴染みの八十八夜は、立春から数えて88日目がそうなので、今年の場合は5月2日でした。
 
茶摘みは八十八夜から一番茶を摘み始めるところが多いのですが、釣りの場合は、昔からシロギス釣りは八十八夜を過ぎてからという言葉があるように、茶摘みが始まることから釣りのシーズンが始まります。
 
シロギスは、プルンと竿先を震わせる独得のアタリとクイクイと竿を締め込んでくる軽快な引きが楽しい釣り物ですね。
 
それに盛期を迎えると初心者でも数釣れるのが魅力でしょう。
 

さて、シロギス釣りの面白さに目覚めて乗合船に通い詰めるようになると、確かに数釣りも楽しいのですが、外連みのない大型の引きに魅了される釣り人が多いのも確かです。 

シロギスも25cmを超える大型になると、引きの強さも半端ではなく、浅場では特に横走りしてたっぷり引きを楽しませてくれます。 
 
そんな大型ばかりを狙う方法はないものだろうかと試行錯誤した末、ちょっとした答が見つかりました。
 
大きいのだけをつりたいと思ったときに一度、試してみて下さい。
 
 
1つ目は、ハリを大きくすることですね。
 
まあ、当り前といえばそうなのですが、ハリを大きくすると必然的にピンギスは食ってきません。
 
小型のメゴチも掛かりにくくなります。
 
ですから普段、流線キスの7号や8号を使っているのだったら、思い切って9号、10号に換えてみることです。

2つ目は、エサを大きくする。
 
これも当り前ですがエサの大きさと釣れるシロギスの大きさは比例するようです。
 
もし、ピンギスがエサをくわえても、エサの端っこだけなので必然的にハリには掛かりません。
 
エサを大きくすると大型のシロギスが食ったとき、一息では呑み込んでくれません。
 
だから早アワセするとすっぽ抜けが多くなります。
 
ですから前アタリが出たら、竿先を少し送り込んで間を取り、エサを食いやすくしてやるのです。
 
もし、スピニングタックルで浅場のシロギスを釣っているときは、ペンシルグリップで釣る方が竿を送り込みやすくなります。
 
深場で竿下を釣っているときは、オモリでトントンと底を叩きながら釣るのがセオリーですが、大型狙いのときは、誘いの回数を減らした方がアタリがよく出ます。
 
大型ほど警戒心が強くなるので、誘いすぎはよくないということでしょう。
 
オモリで2、3度底を叩いたら、すっと誘い上げてからしばらくポーズを取り、エサを食う間を与える釣り方がいいようです。
 
このときの動作は出来るだけスローに優しくが基本です。
 
最後に試してみたいのが胴突き仕掛けですね。
 
大型は、エサを底にはわせて釣るより底より少し浮いているエサに飛びついて来るようです。