初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2014年6月19日

ライトタックルで楽しむイサキ

初夏が近付いてきましたね。

初夏とは夏の始まりのことですが、二十四節気でいえば、立夏から芒種(ぼうしゅ=種まきをする時期)の前日までを初夏と呼びます。
 
二十四節気は年によって日が変わるのですが、今年の場合は初夏が5月5日で芒種が6月6日ですから、5月5日から6月5日までが初夏ということになります。
 
 
さて、初夏といえば思い出す魚がイサキではないでしょうか。
 
昔から”麦わらイサキ”の呼び名があるように、麦が刈り取りの季節を迎える麦秋の時期に釣ってよし、食べても美味しいシーズンを迎えるので、このような呼び名が誕生したといわれています。

イサキ釣りといえば、関西では鉄仮面、関東ではステン缶と呼ばれるコマセ道具やプラスチック製のマキエカゴにアミエビのマキエを詰め、これをコマセながらウイリーやスキン針などの疑似針を使って釣ることが多いですよね。
 
ただ、乗合船でイサキを狙う場合、潮が速いというケースもありますが大勢の釣り人が乗り合わせて釣りをするので、お祭りを防ぐ意味でも、どうしても重いビシが使われますね。
 
 
いま広く使われているビシは、軽くても60号前後、潮が速くて深いポイントでは80~100号というビシが使われます。
 
これだけビシが重くなるとライトタックルではしんどいので、どうしてもそれに見合ったタックルが必要になりますね。
 
たとえばオモリ負荷50号前後の船竿に電動リールという組み合わせになってしまいます。
 
こんなタックルでも十分にイサキ釣りは楽しめるのですが、1匹、1匹魚の引きを楽しみながら釣り上げたいと思う人には、ライトタックルがお勧めです。
 
ただし、大勢が乗り合わせた乗合船では間違いなくお祭りばかりで無理なので、仕立船か乗合船でも人の少ないときに試してみた下さい。
 
タックルですが、竿は2m前後で軽いバットジョイントタイプが使いやすいですね。
 
リールは小型の両軸リールでギア比の高いもの。

ビシはプラスチック製で40号程度、テンビンの長さは30cmぐらい、クッションゴムは1・5㎜を30cm、擬餌針は空バリかスキン針の5、6号でいいでしょう。
 
この道具立てで釣ると魚の引きがダイレクトに伝わるので、釣っていても楽しいですよ。

ゆうせい丸のアジ、イサギ

ビシにアミエビを詰めタナ返ししたら、指示ダナの上下5mぐらいの範囲を探るようにします。
 
イサキは意外に臆病な魚なので、コマセを振るときはソフトな動作がいいようですね。
 
ですからソフトな動作でもコマセが出るようにあらかじめビシの穴を調節しておきます。
 
コマセを振ったらゆっくりリールを2、3回巻いて誘います。

このときの動作も早くよりはゆっくりがいいですね。
 
 
特に群れのてっぺん近くにいる大型を狙うときは、誘いはゆっくりに徹して下さい。
 
イサギは大型ほど仕掛けをしゃくったあと、すぐには食わないのでタナで待つことが必要なのです。
 
しゃくりの幅は50~70cm、しゃくりの間隔は10秒前後で、タナで待つ方がいいときと、ゆっくりリールを巻きながら誘った方がいいときとがあるので、その日はどのパターンがいいのか早く見極めることですね。