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最新攻略コラム

2013年12月5日

磯のトーナメント③

皆さん楽しい釣りをしていますか。
 
引き続き、グレ釣りトーナメントに関して書いてみます。
 
技や釣り方というのは各個人で様々あります。
 
どれだけ引き出しがあるかということですが、数名の方の釣り方を参考に書いてみます。
 
 
Kさんは阿波釣法で有名な徳島の方で全国大会レベルで何度も優勝している方ですが、潮、磯等の状況によっていろいろ変わるものの、基本パターンに置いているのが、ポイントを見つける、魚の活性を上げる、時間差攻撃をするといったこの最も基本的な方法をわかりやすくしています。
 
撒き餌を先撒きに杓で4回、5~7数えて仕掛けを投入。
 
ハリス落としのシズも付いています。
 
仕掛けの安定後更に4回追い撒きをします。
 
追い撒きの位置が重要で、潮の速さで変わっています。
 
これはテンポよくパターンを同じにして釣られます。
 
 
九州のIさんもこのところ各大会で優勝しこの数年必ず頭角を現しています。
 
この方の場合、先撒きは当然3回します。
 
仕掛けの投入が仕掛けを張らずに投入したウキの真下にとぐろを巻くように仕掛けを入れます。
 
追い撒きはウキの真上に打ちます。
 
追い撒きも平均3回です。
 
これは潮の流れがあまり早くない場所での釣り方なのでしょうけど、張ると一直線になると言う昔からの言い伝えを覆し一直線になると撒き餌から外れると言ったことから来ているようです。
 
 
同じ徳島のTさんは仕掛けを投入し、トラぶらないようにハリスをピンと張った投入の仕方をします。
 
すかさず、ハリスの落ちていくところに撒き餌をします。
 
すごいのは全遊動でハリスがある角度を保ったまま道糸を送りこんでいます。
 
これも撒き餌と同調する時間を保っているわけですね。
 
 
京都のHさんは逆に直線的な仕掛けで撒き餌も縦に長めに撒きます。
 
先に数杯撒いて見た目その日のタナよりやや長めにして道糸を張って縦に長い層の広範囲を仕掛けが真っすぐになった状態でアタリを取ります。
 
ウキも仕掛けを張った分沈みますがアタリは道糸で捕ります。
 
その為遠投でウキを見つけなくても潮上から釣るスタイルを崩さず、シズ位置で時間差を作っています。
 
時間差というのは撒き餌をすると小型のグレ(木端)が先に群がります。
 
餌の効き具合でやや大型のグレが出てきます。
 
小型のグレは警戒心がなく拾餌後に戻らず、常に漂うようにして餌の匂いのある周辺に居ますが、大型のグレは餌をとるたびに出てはひっ込み隠れるので、そこに時間差が必要なのです。
 
 
自然相手の釣りですからセオリー通りにはいかず様々な釣り方があるわけですが、その方の考えと自然が一致した時にその人に軍配があるのでしょうけど、やはり引き出しの数。
 
これが左右しているようです。
 
次回も引き続きトーナメントに関して仕掛けを等紹介します。