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2013年12月5日

欲ばり仕掛けの功罪

タチウオ釣りがベストシーズンを迎えましたね。

大阪湾でも東京湾でも、ハイシーズン並みの釣果が続いています。
 
さて、テンヤ釣りが盛んな大阪湾で最近、話題になっているのが欲ばり仕掛けです。
 
いったいどんな仕掛けなのか気になって調べてみました。
 
その仕掛けとは、何と胴突きテンヤと呼ぶそうなんです。

つまり、テンヤの上に付いているリーダー部分にエダバリが1本出ているのです。
 
そして、そのエダバリにサバやサンマの切り身を刺して狙うのですが、ときにはタチウオが下のテンヤと上のエダバリにダブルで掛かってくることがあるそうです。
 
でも、この仕掛けはもともとタチウオをダブルで釣りたいために考案れたのではないそうです。
 
大阪湾は瀬戸内海と並んでサワラが多い海ですよね。
 
そのサワラが釣りたいために考えだされたのですが、サワラが食わずにシログチが掛かったり、フグが食ったりとタチウオ以外にもいろんな魚が釣れるところから人気が出たようなんです。

まだ、泉南方面の数件の船宿しかやっていないようですが、メリットもあればデメリットもある仕掛けのようですね。
 
メリットというのは、もちろんタチウオのダブルが期待できるし、うまくいけば美味しいサワラがゲストに掛かってくれるし、シログチやショウサイフグなどが掛かっても喜ぶ釣り人は多いはず。
 
釣れないよりは、何か釣れた方が楽しいもんね。
 
ただ、こんなデメリットが考えられますね。
 
上バリにタチウオが掛かったとき、よほど慎重に取り込まないと、下のテンヤが振られて隣りの人に当たることもあるし、釣った本人も注意しないと危ないですよね。
 
その逆のパターンも同じです。テンヤの方にタチウオが釣れたとき、注意して取り込まないとエダバリのハリがどこかに刺さる恐れがありますね。
 
それに最悪なのは、二枚潮などでお祭りが頻発したときです。
 
テンヤだけならまだほどきやすいのですが、そこにエダバリが絡むと切ってしまわなければほどけない事態だって起こります。
 
釣りたいという気持ちは理解できますが、こういう仕掛けは、船宿が許可しているところでしか使わないようにするのがマナーだと思うし、それも同船者が少なくて、潮の状態もよく余りお祭りしないようなときに使っていただきたいですね。