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2013年10月3日

魅せるスッテと乗せるスッテ

魚の呼び名と同じようにイカの呼び名もローカル色が強くて面白いですね。
 
たとえば釣って面白く食べてもおいしい人気NO1のケンサキイカを例に取ってみても、東京湾や相模湾ではマルイカ、東海地方や南紀ではアカイカ、若狭ではマイカ、但馬や山陰ではシロイカですが九州の西部に行くとご当地名でゴトウイカと呼ばれます。
 
ケンサキイカは、アオリイカ、ヤリイカと並ぶツツイカ類の三大高級イカのひとつで、西日本や日本海西部が最大の産地です。

このイカを釣るには、古来から漁に使われていたスッテと呼ばれる疑似餌の一種にイカを乗せて釣り上げるのですが、最近はメタルスッテと呼ばれる新兵器を使った釣りもブームになりつつあります。
 
さて、イカ釣り用のスッテですが、毎回、イカがよく乗るスッテと乗りが悪いスッテが出てきますね。どうしてでしょう?。
 
これが解明できたら、貴方は間違いなくイカ釣り名人に慣れるのですがね。(笑)
 
では、よく乗るスッテが見つかったらどうしますか。
 
いま、イカ釣りが大好きな釣り人の間で定番になっているスッテが、赤と緑のハーフ&ハーフですね。
 
真ん中から赤と緑に染め分けられたスッテで、どこの釣り場で使ってみても安定した成績を残しているスッテのひとつです。
 
だからといって、この緑と赤のスッテを3個も4個もつけてはダメですよ。かえって乗りが悪くなります。せいぜい欲ばっても2個にしておきましょう。
 
イカのスッテには、それぞれ役目があります。それは、魅せるスッテと乗せるスッテがあることなんです。
 
魅せるスッテというのはイカをおびき寄せるスッテと考えて下さい。
 
魅せるスッテに誘き寄せられたイカは、すぐ近くに乗りたくなるスッテがあったとしたら、躊躇せずそのスッテに触腕を伸ばし、抱きつこうとするのです。
 
この赤緑のスッテは、乗せるスッテなんですね。
 
乗せるスッテが数多くついているとイカもどれに乗ろうかと迷うのでしょうか?、不思議と乗りが悪くなります。
 
だから、乗せるスッテの上下に魅せるスッテを配列しておくと、理想的な仕掛けになるのではないでしょうか。

ただ問題なのは、どれが乗せるスッテで、どれが魅せるスッテなのか分からないことです。
 
というよりその日の天候や潮などの条件によって、よく乗るスッテが変わるということですね。
 
先に挙げた実績のある赤緑とか、昔から定番の紅白、白のボディに赤はち巻きなど、実績のあるスッテを乗せるスッテにしておき、その上下に全身赤とか白緑、白ピンクなどを配してみると、うまく魅せるスッテに変身してくれますよ。
 
スッテをすぐに交換できるよう幹糸に回転ビーズを使って仕掛けを作っておくと、その日、最もよく乗るスッテが見つかったとき、その上下に乗りが悪い、魅せるスッテを持ってくるようにすれば、さらに釣果アップは間違いなしです。
 
一度お試しあれ。