初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2013年8月1日

イカのスッテにも光を…

マルイカとかアカイカ、シロイカと呼ぶ地方もあるケンサキイカの釣りシーズンがやってきました。
 
ケンサキイカは釣って面白いだけでなく、食べてもおいしいイカの王様なので、どの地方へ行っても人気がありますね。

このイカを釣る定番のアイテムがスッテです。昔は布巻きスッテが主流でしたが最近は軟らかいオッパイスッテなどプラスチック製も数多く見かけるようになりました。
 
また、薄い布に包まれたボディが蛍光色に光るものも人気があるようです。
 
そのようなスッテは、ボディに蛍光塗料を塗って光らせていると思われている人が多いのではないでしょうか。ところが蛍光材と蓄光材は、本質的に違うもので、これを勘違いしている人が多いようです。
 
蓄光材は、俗に夜光とも呼ばれ、太陽光や蛍光灯などの光エネルギー(紫外線)を吸収して発光するもので、光のエネルギーが失われたあとも暗闇で徐々に光を出し続ける材料なんです。
 
また、蓄光材は吸収する光エネルギーが強ければ強いほど、より明るく長時間発光するのが特長です。
 
ところが蛍光材というのは、励起エネルギーと呼ばれるものが照射されている間だけ蛍光作用があり、照射エネルギーがなくなると途端に光らなくなってしまうのです。
 
釣りに使われる蛍光玉やタチウオテンヤのヘッドの部分、イカのスッテなどは、光りが当らなくなってもしばらくの間、暗闇で光っていますね。これは蛍光材ではなく蓄光材が使われているからなんです。
 
この違いをよく覚えておいて下さいね。

そして、イカ釣りでこんなシーンを目撃したのでお話ししておきましょう。
 
その日は、漁火が点灯してからイカがぽつぽつ乗り始めました。そして、潮の加減かそれとも光りの加減か夜光タイプ(蓄光材を使ったもの)のスッテによく乗るのです。
 
でも1人だけ他の人よりも断然よく釣る人がいました。そして、イカの乗りが悪くなると、夜光タイプのスッテを光りにかざしてから仕掛けを入れていたのです。
 
イカがよく乗るのは、どうやらそのことに原因があるのでは、と聞いてみたら、やはり正解でした。
 
夜光タイプのスッテを長く水中に入れておくと、吸収した光りエネルギーが徐々に失われ、余り光らなくなります。これを補うために仕掛けを上げたときに漁火にかざしてエネルギーを補給し、よく光る状態にして海に入れるからイカがよく乗るというわけです。
 
ですから、この人のようにイカをよく釣ると仕掛けがしょっちゅう上がり、そのときに夜光タイプのスッテにエネルギーが補給されるから、それを入れるとまたイカが乗るという好循環が繰り返されるために、釣果が伸びるのです。
 
これとは反対にあまり釣れない人は、仕掛けを上げる回数が少ないから、その分だけ夜光スッテにエネルギーが補給されず、釣れにくくなっているのではと考えられるのです。
 
ただ、夜光タイプのスッテが万能ではないので、これはあくまで一例と考えて下さい。他のスッテの方が乗りがいいことも多々あるのですからお間違いなきよう。