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2013年7月4日

磯シマアジ攻略

皆さんこんにちは。水温が徐々に上がるにつれて河口ではメッキ、磯に渡るとシマアジが釣れ出します。
 
磯釣りの中での対象魚に本命と外道という位置づけで振り分けると魚さんに失礼かもしれませんが、シマアジは嬉しい外道のうちの一つです。
 
狙って釣るようなものでもなく、運良く釣れたみたいなところがあるので本命の対象から外しています。
 
離島などに行くと老成したシマアジ、いわゆるオオカミという1mを越える大きさにまでなります。
 
この大きさにまでなるとむしろ狙って釣りたくなる対象魚に位置付けされて、ビッグファイトを夢見てこれを専門に狙う方も居られます。
 
水面近くまで餌を求めてせり上がってくる大型のシマアジを目の当たりにすると誰もが息をのんでしまうでしょう。
 
近場ではなかなかあり得ないことで、離島の黒潮のあたる磯に行かなくてはいけません。
 
伊豆七島の御蔵島や三宅島などにはきっちり狙って釣れる魚ということで通い詰めている熱心なファンも大勢います。

その仕掛けは半端ではなく、太い仕掛けで挑まないと動きの速さと引きの強さに圧倒されます。
 
しかも生きた餌を使用します。ムロアジや小さいメジナなどが餌として有効でリールのロックを外しフリーで泳がせて狙う釣り方、いわゆる飲ませ釣りです。道糸も20号~30号になります。
 
手持ちでは対応は難しいので竿を固定できるジグ、ピトンが必要です。
 
離島でなく近場の磯では大体40cmくらいまでのシマアジが回遊してきます。
 
群れで来るので数釣りの期待できる魚で、狙いは40cmまでのシマアジが狙い目となります。
40cmとはいっても引きも強いし動きも速いので大変面白い釣りになります。
 
イワシやキビナゴの類の魚がいればそれを餌にすると結構高確率で釣れてきます。
 
もちろんオキアミで普通にメジナ釣りをしている最中のことになりますが、最初から狙って釣るというより外道で釣れて来ると言った方が一般的な扱いなので、オキアミで釣りをしていてたくさんの餌取りが水面ではねたりナブラ状態になりましたら、ハマチ(ぶりの子供)、ヨコワ(鮪の子供)、シオ(カンパチの子供)、等が来ている証拠です。
 
カツオもそうです。そのような感じになるとシマアジも同じように小さな魚を追いかけていることがあります。
 
そのような海面を発見すると、メジナ釣りを一旦やめてそのナブラの中に仕掛けを入れて狙ってみると面白いと思います。
 
40cm~50cmくらいのシマアジを釣ると想定して磯釣り道具で仕掛けを準備するとしたら、竿は1.5号~2号、道糸とハリスは2号~3号、針はグレ針の8号アタリとなります。
 
できれば、ミノー等のルアーを用意しておくととっさの釣りの変化に対応しやすくなります。
 
シマアジは美味しいということで高級魚に位置付けされてますから、釣れたら持ち帰りたくなるのが心情です。
 
暑い時期の釣りなので下処理をしてきっちり氷水で冷やして持ち帰ってください。神経締めをしておくと本当においしく頂けます。