初めての方へ

HOME

釣り船予約

トピックス

2016年4月1日

海を育てる、ということ

神奈川県の三浦半島に有る『小網代パール海育隊』にお邪魔して、海にまつわる大切なお話を伺ってきました!!

小網代パール海育隊って何してるの?

海の環境を学びながら、守り育てていくことを目的とした活動をしています。
海と共に子供たちが育ち、いずれ大人になり、今度は海を育てていって貰いたい!という思いから真珠の養殖、稚魚の放流、アマモの再生に励み、海の楽しさや素晴らしさを学んでもらう機会を作っています。

真珠養殖って何をしてるの?

昔、真珠はアコヤガイという貝の中に偶然できる天然のものしかありませんでした。
それを、東京大学の三崎臨海実験所と研究者の協力によって、人の手によって真珠を作り出すことに成功しました。三浦の海でも昔は真珠の生産が行われていました。
小網代パール海育隊では、アコヤガイを育てる漁業者のお手伝いをしながら、貝が美しい宝石を作り出すという、自然の力の不思議さを、みなさんに体験してもらいたいと思っています。

なぜ、マダイの稚魚を放流するの?

お魚を食べるということは、日本人の昔からの習慣です。
ところが、マダイに限らず、魚のとれる量は年々減ってしまっています。
その理由はさまざまですが、魚がとれなくなると、魚をとる漁師さんも困ってしまいます。
みんなも魚を食べる回数がへってしまいます。
人の手で少しお手伝いすることで、魚のとれる数を増やしていくことが必要です。

アマモはどうして大事なの?

アマモは、 陸上の草と同じ仲間です。海藻ではなく海の草とかく「海草」です。
他の植物と同じように光合成をして酸素を作り出します。
昔、三浦の海にはアマモがたくさん生えていました。そこは、小さな魚の隠れ家になったり、そこで卵を産んで育てたりと、魚や海の生き物にとってなくてはならない場所でした。
それが、様々な理由で、今ではほんの少ししか生えていません。
アマモの無い海では、小さな生き物たちが生きていくのが難しくなってしまいます。
そのために、アマモを増やしていかなければなりません。
 
 
[海]…今まで、ただそこにある雄大な自然という認識でした。
しかし、海からの恩恵を受けているだけでなく、守ったり育てたりしながら
共に生きることが大切なのだと、【海】というものについて
改めて考えさせられる機会をいただきました。
小網代パール海育隊さん、本当にありがとうございました。