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開催場所秋田

結果9月23日終了

DAIWAスーパーバトルカップ投

第9回ダイワSBC投2012 全国決勝大会レポート
 
東西トップトーナメンターそろい踏み、釣りきる集中力、執念、早坂直人選手の勝利一路
 
秋田県三種町の釜谷浜に新しいチャンピオンが現れる!
 
今年のSBC投の決勝は、微風、凪に近い抜群のコンデション。
 
さらに東西の横綱級トーナメンターが顔を揃えたことで渚に立つ者、そして観戦者たちに独特の高揚を提供。
 
結果は静岡の早坂選手が絶えることのない集中力と体力で釣りきっての優勝だった。
 
ここでは、全選手の横顔を交えて観戦者側の雑感をお届けします。
 
秋田県北の三種町で三回目を迎えたSBC投げ全国大会。
 
北側に張り出す白神山地の背稜、南側に男鹿半島というふたつの半島群に囲まれた長大で美しい砂浜のひとつが釜谷浜。選手が砂浜へ向かった6時10分。キュンと冷え込む大気はさすが北緯40度をちょっと越えたフィールド。
 
しかし当日の日本海の海水温は温かく、微風、小波がある程度。6時30分、全選手想い想いの投擲から始まった。
 
1回戦ホワイト組を1位通過した早坂選手の検量である。
 
3322グラム121尾。この尋常ではない数値が物語るように、過去2回の秋田会場ではなかった至近ポイントでのヨコの攻防劇となった。

スタート直後から接近戦を展開。当初、4人は緊密な間隔のなかで近場のキスの群れの移動を追いかけ、競い合う。
 
途中から香川選手が大きく離れた戦況に変わった。
 
残った3人はつかず離れずの状態でいたが、時間の経過とともにやがて均等な間隔での戦いになった。
 
スタートダッシュで進撃。途中から数が伸び悩んだのは、早坂、高橋両選手に移動によって好位置を預けてしまったと小町選手。それぐらいヨコでのポイント格差が大きかったようだ。決勝戦第3位。小町選手のトーナメントの旅はまだまだ続く。
 
SBC投げ決勝ステージの顔が今年は戻ってきた。タテもヨコも、そのインサイドワークもまったく陰りはない。最後の最後まで、スリリングな釣技を披露した高橋選手。検量まで解らない試合展開の構築は名実ともにトップトーナメントの顔。

 
第9回ダイワスーパーバトルカップ投2012全国決勝大会を制した早坂選手。とにかくこの人は釣った。竿を構える時間より魚を外している時間が長かった印象。魚外し、時には仕掛けの全交換。投げ返しに戻る手際も速かった。
 
そして、高橋、小町両選手という先輩に対しての徹底したマーク。キストーナメントのひとつの定石を踏襲していた印象だった。投げのキス釣りを始めて6年という。
 
また、決勝戦の両隣りで行われたシード権争奪戦。ここで横山選手と松尾選手は目の覚めるような快進撃を見せつけ、来年のシード権を獲得した。
 
釣ったシロギスは開催地・三種町へ謹呈。