念願の夢がかなった。
G杯を手にした中司亮選手(38=徳山)の頬を熱い涙が伝わった。
「第35回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権」(主催・株式会社がまかつ)が12月4日から6日まで長崎県・五島市周辺の磯を会場に開催。
秋田・男鹿、福井・若狭大島、大分・米水津など全国10会場の予選勝ち抜きにシード、がまかつ推薦を含む48選手が参加、釣った30cm以上のグレの総重量を競った。
6日の決勝戦は椛島の「大小瀬(おこぜ)の中」で行われ、全国大会出場3度目の中司亮選手が上すべりの潮をかわし底潮の動きを捉えて6匹、3980gを釣り、ベテラン加藤直選手(55=米水津II)の1匹、560gに快勝、初のG杯を手にした。
3位には上物釣りの巧者、西森康博選手(54=沖ノ島)が昨年優勝の幸森大輔選手(46=シード)に勝ち、シード権を獲得した。