-竹石 航太-
9月11日日曜日にチームONIGAKE西関東支部・第3回石廊崎大会が開催されました。
週中に台風が通過したことで、ウネリが残り開催延期も心配されましたが、雨はあったものの凪ぎに恵まれて参加選手48名、スタッフ3名、総勢51名がトラブルなく安全に磯に渡ることができました。
まだ9月半ばとあって、海の中はまだ夏同然で、夏の伊豆の磯を代表する魚、イサキやカツオなども数多く釣れてロッドを絞ってくれる、その反面大会のターゲットであるメジナを釣るにはまだ難しい季節、足元にはびこるエサトリを交わしながら沖を攻めるが、しっかり沖で仕掛けを馴染ませればイサキといった磯が多かったようです。
私も選手を見送ったあと、ヤクナシという磯に上がりましたが、厳しい状況でした。
沖を釣ればエサ取りは交わせるがヒットして来るのはイサキが多く、足元から伸びるハエ根付近を攻めればエサがタナまで通らない、なんとかタイミングを計りながらヒットには持ち込めるが、やはりエサ取りから逃げるような釣りなので良型はヒットさせる事が難しかったです。
状況が厳しい中の釣でしたが、5匹で3,640g(最大46cm)という驚異的な釣果を叩きだし、西関東支部初の連覇での優勝を飾ったのは、「浜小島」に渡礁した焼尾選手。
朝はエサ取りに苦戦した時間も長かったそうですが、時折エサが残るチャンスタイムが数回あり、その時間に釣果を伸ばしました。
使用針は速掛グレ5号。
準優勝は、5匹で3,320g(最大43cm)「ホーロク」に渡礁した西選手、優勝の焼尾選手に僅かに及びませんでしたが、平均サイズが良く見事に2位に食い込みました。
3位は佐々木選手、宮島丸船長いわく、普段あまり好んで渡礁する人が少ないマニアックな磯「瀬浜」に渡礁し、5匹で2,560gと踏ん張り、地区決勝トーナメント出場につながる好ポイントを稼ぎました。
前日の状況を聞いていると、25cm5匹はかなり厳しい状況だったそうで、当日は規定サイズを通常の25cmから20cmに下げました。
しかしスタッフ、船長が予想していたよりも、はるかに良い釣果に恵まれ、全体で40cmオーバーのメジナが4匹と、改めて石廊崎エリアのポテンシャルの高さを再確認する結果になりました。
時期的には、まだ水温が高く好釣果を期待しにくい時期ではありますが、今回のように9月でも46cmの良型が飛び出したりと、冬とは違った未知の魅力があり、また来年の石廊崎大会も本当に楽しみです。
残すイベントは、11月6日の関東大会を残すだけとなりました。
ポイント上位で参加できる会員さんは、是非とも来年の全国大会を目指し戦って下さい。
今シーズンも第1回大会・須崎、第2回大会・妻良、第3回大会・石廊崎と、会員の皆さん、スタッフ、各開催場所の船長さん達のおかげで、事故も無く無事に終了することができました。
本当に、ありがとうございました!