■日時
2016年7月23日(土)
■場所
那珂川 通称町裏一帯(栃木県)
■天候
晴れ
7月23日(土)、栃木県那珂川にて、2016シマノ ジャパンカップ鮎釣り選手権セミファイナル東日本大会が開催されました。
東日本地区7大会の勝ち抜き69選手(当初予定70名から1名欠席)に、昨年の全国大会出場シード9選手を加えた78選手により、8名の全国大会進出権を競い合います。
今年の那珂川は、天然遡上が非常に多く確認されており、また、那珂川北部漁業協同組合様による成魚放流も盛んで、鮎の絶対数はかなりのものでしたが、梅雨入りまでまとまった雨が降らないこともあり、渇水に苦しんでいました。
しかし、梅雨入り後は程よい出水があったため、大会前から相応の釣果がみられ、本来の那珂川に戻りつつある状況の中での大会となりました。
釣場はエリアを各ブロックとも広範囲に設定し、多数のポイントを有することにより、スタート順の不公平感を極力なくすように配りょ。
いよいよ第1試合、競技が開始されました。
Aブロックは、黒羽橋のシモ手、約300mのエン堤から下流の大会本部カミ手の歩道橋上流側。
入川場所は、ほぼエリア中央の高岩大橋下です。
エン堤下は毎年好釣果を記録する選手の続出する好ポイントなのですが、前日まで、すぐカミ手にあるヤナを工事しており、大会当日は澄んでいるものの前日までの濁りの直撃が不安要素となります。
ここでの1位通過は、昨年度全国大会シードの小池 幸太郎選手。
8匹の釣果で、単独1位、40ポイントを獲得します。
続く2位は、ここ那珂川で開催された北関東大会を勝ち上がってきた青柳 幸夫選手。
7匹の釣果で39ポイントを獲得です。
Bブロックは、歩道橋下流側から約3km下流の通称:カニ岩まで。
途中には右岸左岸から支流の流れ込みがあり、支流内は釣り禁止に設定しています。
こちらの1位通過は、昨年度開催された上信越大会を1位で通過した加藤 光一選手。
単独で40ポイント獲得です。
2位は9匹で昨年度全国大会シードの小林 正幸選手。
39ポイント獲得しました。
第1試合、朝方の冷え込みとローライトなコンディションが影響してか全体の釣果は247匹と、昨年に比べやや低迷、型は天然遡上の小型中心ではありましたが、中には20cmを優に超える良型も混ざる釣果となりました。
続く第2試合、日は高くなり、水温の上昇で釣果UPが期待されました。
ひと試合を終えて収集した情報をどれだけ自身で噛み砕き、次の試合に反映できるのか。
選手の技量が問われます。
第2試合Aブロック1位は東北大会9位の平谷 浩二選手と、関東B大会1位の金沢辰巳選手がともに9匹で39.5ポイント獲得。
ブロック3位は上信越大会3位の山田 邦明選手が8匹で単独38ポイントを獲得されました。
Bブロックの上位は混戦で、第1試合2位の小林選手をはじめ、草刈 親泰選手、櫻井 豊選手、坂理 守選手の4選手が9匹で同率1位、38.5ポイントを分け合います。
5位も北関東大会3位の横山 政広選手をはじめとし、昨年度シードの石成 正人選手、東海A大会3位の福井 邦明選手の3名が8匹で35ポイントを分け合う形となりました。
第2試合までが終了し、昼食休憩を挟みます。
仲間同士で団欒を楽しむ選手、仕掛けの調整に余念のない選手と過ごし方は様々です。
一旦川を休ませ、選手も気分を一新したところで第3試合が開始されました。
運命の第3試合、Aブロックの1位は東北大会4位の宮原 勝好選手。
単独1位となる11匹を記録しましたが、第1第2試合の成績が響き、惜しくも総合14位でフィニッシュ。
ブロック2位は同率ながら第2試合で1位を獲得している小林選手をはじめ、石成選手、北関東大会を1位で通過した大野 幸彦選手が38ポイントを分け合い、小林選手が総合1位、大野選手が4位でフィニッシュ。
ブロック5位は新潟大会4位の森田 孝選手が単独36ポイントを獲得、総合3位でフィニッシュされました。
Bブロックはなんと2試合目に引き続き大混戦。
1位に5選手が8匹で並び、38ポイントを分け合う形に。
東北大会7位の岡崎 孝選手が総合2位でフィニッシュされたほか、羽石 健児選手が5位でフィニッシュされました。
昨年度シードの福田 成一選手や荻島 俊男選手、北関東大会5位の平文 暉朗選手は第1第2試合の成績が振るわず、残念ながら全国大会進出に届きませんでした。
全国大会進出権を獲得された8選手の皆様、本当におめでとうございます。
来たる8月20日~21日、ここ那珂川で行ないます全国大会での活躍を祈念いたします。
惜しくも実力を十分に発揮できなかった選手の皆様、この悔しさを励みに、来年またセミファイナルでお目にかかれ活躍されることを期待いたします。
選手の皆様には、厳しいコンディションの中、3試合を最後まで全力で競っていただき、大変お疲れ様でございました。
そして、表彰式も最後までご協力いただき、あらためて感謝いたします。
また、釣った鮎の社会福祉施設への寄贈につきましても、ご協力いただき、あわせて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
なお今回は熊本地震の義援金箱を設置し、選手の皆様へご協力を呼びかけました。
皆様のご協力に主催者一同感謝いたします。誠にありがとうございました。
最後になりますが、本大会にご後援いただきました大田原市、大田原市観光協会、那珂川北部漁業協同組合の皆さま、あらためて御礼申し上げます。










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