北陸地方も秋磯シーズンに入り、各エリアの磯や防波堤では良型のチヌやグレの釣果も出始め、フカセ釣りファンにとって待望の季節となりました。
クラブキザクラ北陸も27年度に入り開幕戦となった11月8日(日)、石川県穴水町麦ケ浦にて秋季懇親チヌ釣り大会を開催しました。
当日の麦ケ浦は、生憎の雨模様でしたが、朝晩の冷え込みを感じ始める11月としては肌寒さもそれほど感じられず、会場本部となった「道辺渡船」さんには、26名の参加者が集まりました。
受付開始の5時30分には、道辺船長のご厚意により養殖牡蠣の屋内作業場を提供していただき、開会式・競技説明と雨に濡れる事無くスムーズな運びとなり、乗船準備を整えました。
まだ暗さが残る6時30分、抽選による3便に分かれての出船となり、独特なリアス式海岸を経て、麦ケ浦の玄関口とも言える野々木鼻を目指しました。
今大会のルールは、野々木鼻でのチヌ釣りが初体験となる参加者も多く、より気楽に磯釣りを楽しんでもらうために、各自渡磯後5時間までとゆったりとした実釣時間を設け、25センチ以上のチヌの釣果3尾の総重量、5位までの順位を競いました。
競技中は、風も無く降っていた雨も途中から止み、大会としては申し分のない天気に回復し好釣果が期待されましたが、前日までの数日間好天気が続いた影響もあってか、まだまだ海水温が高く感じられ、エサトリの小アジや草フグの活性も高く、時折竿を曲げてくれるのも規定に満たないチヌや30センチクラスの真鯛など…厳しい状況のまま時間が過ぎ、参加者も苦戦されていた様子でした。
帰港後、検量場に持ち込まれる魚も数少ないのではないかと心配されましたが、参加者の半数以上にチヌの釣果があり、ネリエサをメインに仕掛けを組立てた結果、黒魂トランプや大知遠投60を使用した事で付けエサの安定が良くなり釣果に恵まれたと喜びの声も聞く事が出来ました。
規定サイズギリギリの小型のチヌも多く、僅差の勝敗も予想されましたが、46.4センチの良型を筆頭に3尾揃えた参加者が堂々の優勝に輝きました。
■入賞者
(チヌの部)
優勝 小牧 幸大 3尾 2830g
2位 中曽 忠直 2尾 1610g
3位 有待 淳 3尾 1560g
4位 高 和道 1尾 1005g
5位 室 峰季 3尾 985g
表彰式の後、晩秋が彩る美しい麦ヶ浦の紅葉と海をバックに集合記念撮影もバッチリ決まり、恒例となったジャンケン大会も大いに盛り上がったところで締めくくり閉会となりましたが、参加者同士が笑顔でふれあう事により釣果や順位以上に得るものも多く、クラブキザクラ北陸会員の親睦がより深まり楽しい大会になったと思います。
大会開催につき、会場を提供していただいた道辺渡船さん、協賛をいただいたキザクラ様、参加していただいた会員様には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
次回は、1月に富山湾の波止から狙うグレ釣り大会を予定しています。
クラブキザクラ北陸会員の皆さん、たくさんの参加をお待ちしております。

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