2~300メートルほどの水路を流し切るまでに3本キャッチ。
そのまま支流の最上流までチェックし、ショットシャロースクエアのカバークランキングでも1本追加。
気になるエリアをチェックしながら、逆流が発生したタイミングで朝イチにラッシュがあった水路へ向かうと、やはりクリスタルSでキャッチでき、プラクティスは終了。
この日の状況を整理すると、キーになるのはカレントとベイトでした。
カレントが出ている時にベイトがいるエリアが機能するという印象です。
試合までかなり日にちが空いていたのでエリアのイメージは排除をして、キーファクターのみを念頭に置き、当日の川の状況を見てエリア選択をするプランとしました。
試合の前々日までは暖かく安定した天気が続いており、ハードベイトでナイスフィッシュがかなり釣れているという情報でしたが、試合前日には冷たい雨が1日中降り続きました。
水温の低下と濁りは避けられず、前々日までとは一変して魚のポジションが下がり、タフな試合になると予測しました。
ただ、そうは言っても水温はまだ16℃ほどあります。
体力のあるビッグフィッシュはシャローに残るだろうと判断。
バイトラッシュは見込めないものの、あえてシャローのスピナーベイトをメインに考えました。
また、だんだん水温が低下していくこの時期。
特に今回のようにガクッと水温が下がると一時的に魚が軽いショック状態に陥り、ルアーをうまく追うことができなくなると考えています。
そこで、ルアーをファストリトリーブすることによって、魚にルアーを追わせるのではなく、リアクションでバイトさせるプランを立てて試合当日へ。
プラクティスの時に好感触だった水路は順流で流れが出ているものの、濁りがややきつく、ベイトが消えていたためサクッと流してパス。
流れが止まるまでが勝負と考えていたため、ベイトを探しながら急ぎ足で上流へ。
すると、強烈な霧が上流側から流れてきて一気にローライトに。
時をほぼ同じくして、ちょうどスーパーシャローにハードボトムが絡むエリアでベイトを発見!
「今、ここしかない!」というタイミングで、シャローカバーにクリスタルSを投げたら、ビッグバイト!
落ち着いてキャッチし、魚の大きさからキーパーサイズを2本揃えれば勝てると確信!
しかし、その後に流れは止まり、程なくして天気もピーカンに。
多くの魚が落ちているであろうブレイクの下側をショットオーバー2で探ったり、逆流が出たタイミングで少しでも流れが強くなる地形のエリアで、クリスタルSを引くもノーバイト。
キッカーフィッシュを活かすことができず、1本 1,620gで4位となりましたが、嬉しいビッグフィッシュ賞獲得となりました。