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2015年2月3日更新

【DAIWA】銀狼王牙 AGS

※2015年2月発売予定

『AGS』を纏った銀狼の最高峰。
 
渾身の疾走にはしなやかに追従し、ひるめば一気に間合いを詰めて勝負を決める。
 
■メガトップモデル(00号-53~1.2号-53)
しなやかさと強度を併せ持つカーボンソリッド穂先『メガトップ』を採用。
魚には違和感を与えず、釣り人には振動変化を明確に伝える穂先バランスが持ち味。
軽量のカーボンソリッドと『AGS』のコンビは穂先のふらつきが少なく、繊細なライン操作が可能。
超細身で柔軟性に富んだブランクスは黒鯛の引きを存分に味わうことができ、魚を暴れさせずに浮かせる。
 
■SMTモデル(06号-50SMT、1号-50SMT)
『SMT』と『AGS』の相乗効果で類を見ない高感度を実現。
居食いや大型魚特有の小さなアタリも明確に手元へ伝える。
『メガトップ』仕様よりも1~2番節に張りを持たせることで細やかなラインコントロールが可能で、フッキングレスポンスも優れる。
掛かった魚を浮かせるリフトパワー、タモ入れ時のコントロール性ともに高く、手前へ突っ込む魚にも難なく対応。
数釣りや競技会でも威力を発揮する。 

DAIWA TECHNOLOGY

■AGS(エアガイドシステム)(※#1遊動~#2)
ガイドの重量が竿に与える影響は思いのほか大きい。
全長が5mにもおよぶ磯竿は特にその傾向が顕著に表れる。
『AGS』は高強度のカーボンプレートを打ち抜いてガイドフレームに成型したダイワ独自の軽量ガイドシステム。
黒鯛竿の繊細な穂先はブレが大きいのが普通とされるが、『AGS』を1、2番節に配した「銀狼王牙AGS」はブレの収束が非常に早い。
黒鯛釣りはグレ釣り以上にシビアなアタリをとらえる必要があり、また細い道糸を用いるため糸絡みも大敵といえるが、「銀狼王牙AGS」は向かい風などの悪条件下でもトラブルが少なく、釣りそのものに集中できる。
 
■ESS(感性領域設計システム)
エキスパートの研ぎ澄まされた感性を数値化し、思い通りの高次元ロッドを作り上げる設計システム。
しなやかでありながら操作性に優れ、大鯛の突っ込みにも耐えるパワーを有するという一見相反する要素が高いレベルで実現されているのはESSの成果。
シャープさ・粘りといった釣人の感性で評価するしかなかった要素を「ひずみエネルギー」という数値にして分析し、X45やV-ジョイントといったダイワテクノロジーを駆使して理想の調子を実現している。
 
■メガトップ(※SMTモデルを除く)
繊維と樹脂が均一に分散したカーボンソリッドで、通常のカーボンソリッドに比べて強度と感度が飛躍的に向上。
カーボン素材特有の手に響く感度(手感度)はもとより、穂先に表れる視覚的な感度(目感度)も大幅に向上しており、ショートバイトも逃さない鋭敏穂先に仕上がっている。
 
■SMT(スーパーメタルトップ)(※SMTモデルのみ)
超弾性チタン合金の『SMT』はしなやかかつ高感度。
視覚(目感度)にも触覚(手感度)にもしっかりとアタリを伝えてくれる。
柔軟であり、振動を長く伝える優れた特性のある超弾性チタン合金とカーボンやグラス素材をハイブリッドして、それぞれの用途に最適な調子と軽量化を実現している。 
 
 
■X45
カーボン繊維の巻き角度は竿先に対して0°・45°・90°がそれぞれ曲げ・ツブレ・ネジレに対して最大の弾性を有する。
他のX構造のように中間の角度にした場合、それぞれの弾性が低いためパワーロスの原因となる。
また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。
最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」はロッドの変形を防いでパワー・操作性・感度を向上させる最適構造なのである(世界共通の商標として「Xトルク」から「X45」に呼称変更)。 
 
■超高密度SVFカーボン
ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現。  
 
■V-ジョイント
素材のひずみによるパワーロスが生じがちな節の合わせ部分に、ダイワ独自のバイアス構造クロスを採用。
これによりひずみが最小限に抑えられ、あたかもワンピースのようにスムーズで美しいカーブを描き、驚くほどシャープな操作性を備えた竿に仕上がっている。
 
■トーナメントホールドシート
前後にリングのない平滑デザインとすることでブランクスとの段差をなくし、手の平とのフィット感を高めた新形状リールシートを採用。 
  
■ICガード
縦方向のI形状と周方向のC形状、ダブルの突起で道糸のベタ付きを軽減するICガードが配される。 
 
■滑り止め付きエンドグリップ
やり取り時にヒジを当てた際、ホールドが効くようエンドグリップに滑り止め加工を採用。
安定したロッドワークに貢献する。 
 
■ガイド部詳細
1~2番節に『AGS』、3番節以降は糸絡みが少ない楕円SiCリング×前傾チタンフレームのIMガイドを標準装備。
『AGS』ガイドのサイド部分には『AGS』のロゴネーム入り。 

魚を甘やかさない細身軟調子

HVF素材を用いてマイルドめに仕上げた「銀狼」に対し、SVF素材の「銀狼王牙」はややシャープな調子を持つ。
「銀狼王牙AGS」はSVF素材を採用しながらも細身に仕上げ、曲がりをやや胴に入れることで、より黒鯛の引きを味わえるようチューンしたとともに、2~3番節をややソフトにして魚の引きに対する追従性を高めた。
ひと言でいえば「よく曲がる軟調子」になるが、あまり暴れない個体はスピーディーに浮かせ、暴れる個体に対してはブランクスが粘り強く追従し、激しい首振りの間隙を縫ってスムーズにリフトアップする。
00~1.2号とパワークラスを細かく刻み、釣法や釣趣によって選べるほか、多様な黒鯛(チヌ)仕掛けにもくまなく対応する。

「銀狼王牙AGS」はシビアかつ細やかな号数設定がなされており、釣法や釣趣によってベストな1本を選べる

「銀狼王牙AGS」は、マイルド系の「銀狼」よりさらに曲がりが胴に入るのが特徴。負荷が掛かると素早く胴に乗るが、首振りの間隙を縫って力強く黒鯛を浮かせる

スペック