■MAGSEALED(マグシールド)
磁性流体「マグオイル」によりローターの回転軸とボディの隙間を密封することで、海水はもちろん塩分を含んだ潮風さえも遮断してしまう画期的な防水システム「マグシールド」。
従来、完全防水にするためにはパッキンを使用していたが、特殊オイルで隙間を塞ぐマグシールドは、軽くて滑らかな巻き心地を損なわずに、強固な防水機能を長期間維持させることが可能。
空気のすり抜ける隙間も存在しない、この鉄壁の防水構造の採用により、初期の滑らかな回転性能を驚くほど長期間維持することに成功。
塩ガミ知らずで、滑らか・軽やかな巻き心地が長持ちするマグシールドは、ダイワが誇る最先端の技術である。
完全に密封されていない一般的なリールの軸受け部は、その構造上どこかにわずかな隙間が生じる。
特殊オイルで隙間を密閉するマグシールドは、海水や粉塵だけでなく塩分を含んだ潮風さえもシャットアウトして、塩ガミやサビの原因となる要素を徹底排除。
従来にはない高いレベルの防水性を誇り、滑らかな回転を長期にわたって維持。
■AIR ROTOR(エアローター)
ローター革命とも言うべき独特の形状を持つエアローター。
独特の最適リム形状により負荷が分散することで、同等の強度で大幅な軽量化を実現。
ローターの軽量化は自重の軽減につながるだけではなく、回転レスポンスが向上することにより、リール自体の『巻き感度』にも寄与。
新軽量エアローターの採用は、エキスパートも唸らせる、クラスを越えたレスポンスの高い回転性能を実現した。
素材はダイワ独自のリール専用ファイバー強化特殊プラスチック「DS4」。
■ZAION(ザイオン)
最大の特色は、比重(軽さ)と剛性。
その剛性は金属であるマグネシウムに匹敵するほどだ。
汎用樹脂が樹脂にガラスを混ぜて作るのに対し、ザイオンでは強度をさらに上げるための素材としてカーボン繊維が使われており、ゆえに非常に硬い性質を持つ。
樹脂ボディは数箇所の簡単な加工を施すだけでいいのだが、このザイオンのボディは成形後にその強度を生かし、金属ボディ同様のフルマシンカットを施して初めて完成する。
これにより世界で初めてメタルボディと同等の強度と精度を実現。
「軽く・強く・錆びない」理想のリール素材、それがダイワが開発したザイオンである。
銀狼LBDはボディだけでなくスプールにもカーボンハイブリッドザイオンを採用。
■ワンウェイオシレーション
スプールを上下動させない「ワンウェイオシレーション」も、ダイワ独自の先進構造。
魚が猛ダッシュした際にブレーキをオフにして糸を出すと、ローター、ハンドルが高速で逆転し、一般的なリールではさらにスプールが激しく上下動を繰り返す。
このとき発生する運動エネルギーはリールに大きな負担を与え、その振動は竿ブレを誘発する要素となる。
そこでダイワは、スプールを動かすギヤの構造を見直し、ローター逆転時に切り離すワンウェイオシレーションを開発。
その効果はてきめんで、竿ブレの軽減だけでなく、負荷が軽くなることで逆転のスピードがさらにアップし、レバーを緩めて竿を起こす動作がこれまで以上に素早く行えるようになった。
■UTD(アルティメットトーナメントドラグ)
材質を吟味し、滑り出し初期の「食いつき現象」を最小に抑えたのがUTD。
わずかな過負荷にも敏感に反応し、スムーズに最小限のラインを送り出すことができる。
大型が出るような釣り場では思いもよらぬ巨大な外道が竿を絞り込むことも多い。
LBリールにとってドラグは保険的な意味合いが強いが、一瞬の対処の遅れが致命傷となる大型魚とのやり取りにおいて、UTDは後悔を回避する最良の助けになるはずだ。
■クイックオンオフLB(レバーブレーキ)システム
レバーを操作する指先でそのままレバーを引けばOFF、押せばON。
ラインを出す・止めるといった操作と、ストッパー機能をレバー1本で瞬時に対応できるブレーキシステム。
■ベールリターン方式:マニュアル