■JOGパワーレバー ― JOGでしかできない釣りがある。
ダイワが業界で先駆けて実用化した「JOGパワーレバー」。従来はリール本体の右上にあったパワーレバーをセンターに配置し、形状も直感的に操作しやすいダイヤルタイプを採用。
これによりクラッチのオンオフ・タナを切る・タナを取り直す・合わせる・巻き上げるなど、実に様々な操作がロッドを握った手の親指1本で行えるようになった。
ロッドを握れば親指は自然にリールボディ上部に添えられる形となるので、人間工学的にも無理がない配置・形状である。
空いた方の手は完全にレバー操作から解放され、ロッドの持ち替えでもたつくこともない。
JOGパワーレバーを使いこなし、これまで以上に軽快にターゲットとの駆け引きを楽しんで頂きたい。
■マグシールドボールベアリング ― リールの生命線、ボールベアリングが変わる。
マグシールドとは、磁性流体「マグオイル」の強固な膜により外部からの水・異物の侵入をブロックするダイワ独自のテクノロジー。
最大のメリットは、ボールベアリングの塩ガミ、錆び、異音を大幅に解消し、初期性能を長期間に渡り維持することだ。
リール用に限らず、およそあらゆるボールベアリングは一定期間使用すれば、ボールの摩耗により回転性能が劣化する。
しかし、従来のリール用ボールベアリングは、ボールが摩耗する前に塩ガミや錆びにより使い物にならなくなることが多々あった。
特に、飛沫をかぶったり海水に濡れた手で操作することも多い電動リールについてはなおさらである。
これがマグシールドで一変する。
メンテナンスをしなくても、ボールベアリングが「本来の寿命」を全うするようになるのだ。
このテクノロジーを、シーボーグ200Jにおいては最も潮ガミしやすくメンテナンスが困難なサイドプレート側スプールシャフト軸に採用。
更なる防水性・耐久性アップの実現により、初期性能が長期間保たれる。
マグシールドボールベアリングは、シビアに釣果を求めるトップアングラーのためだけの技術ではない。
新品の気持ちの良い性能をいつまでも味わいたいと願うすべてのアングラーに福音をもたらすものだ。
真のイノベーション、それがマグシールドボールベアリング。
宇宙工学のシールド技術を応用し、ミクロの不純物までも遮断した防水・耐久の完成形へ、リールは大きな一歩を踏み出した。
■ATD(オートマチックドラグシステム)
「オートマチック」の名の通り、魚の引きに合わせてスムーズに作動し、滑らかに変化しながら効き続ける新世代のドラグシステム。
スティック(ムラ)のない滑らかさに加え、大型青物とのやり取りも想定し、ファイト中のドラグ力低下を抑制する独自のセッティングが施されている。
■MAGMAXモーター
モーターシステムの根幹を成すのはパワーを生み出す元となる磁石。
ダイワが採用した「特殊ネオジウム磁石」は負荷の少ない低回転時にも十分に高いトルクを生み出すことのできる理想的な磁石。
大型青物の強烈な走りや大ダイの突っ込みにも負けないタフさ、スルメイカの多点掛けをも楽々巻き上げてくるパワーを誇る。
もちろん「スロー巻き上げ」や「ゆっくり船べり停止」といった繊細な出力調整もお手のもの。
また、レスポンスの良いブラシモーターゆえ瞬発力に優れており、巻き上げ操作は釣り人の思うがまま。ダ
イワ電動リール専用のカスタムモーターである。
■マグマイト構造&FF構造
電動リール内の限られたスペースをフル活用してモーターのパワーを最大限に引き出すマグマイト構造。
小さなスペースで最大限のパワーとスピードアップを実現。
またモーターの冷却効果がアップし、さらなるモーター駆動効率アップにも寄与。
モーターをスプールの前方に配置することでリールをロープロファイルに設計し、持ちやすく使いやすくするFF構造。
またモ-ターとスプールの間にレベルワインドを配置してさらにコンパクト化を達成。
■シンクロレベルワインド
仕掛け落下時、巻き上げ時共にスプール回転に応じて、レベルワインド(ラインガイド)の左右往復運動が連動する機構。
きれいな糸巻き状態をキープし、スムーズかつ高速の仕掛け落下を実現。また、ドラグの引き出しもスムーズ。
■大型EVAラウンドノブ
濡れた手でも滑りにくく、寒い時期でも冷たくなりにくいEVA製大型ラウンドノブを標準装備。
船べりでの取り込み時など、手巻きが重要となる場面でしっかり巻き上げることができる。