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2014年1月21日更新
伝統と気品を受け継ぐシマノスピニングリールの最高峰が数々の新機能を纏って転生を果たしました。
NEWステラがこだわったもの、そのひとつは「良質な巻き心地」。
シマノスピニングリール初となるマイクロモジュールギアを搭載し、極めてノイズの少ない滑らかな回転を実現するとともに、摩擦を低減する新形状ストッパーベアリング、ハンドルのガタつきを抑制するSダイレクトギアを採り入れ、シルキーな回転フィールがさらに向上しています。
次なるこだわりは「アングラーとの一体感」。
ドライブギアの下にあったウォームシャフトを上に配置するGフリーボディ構造により重心を手元近くに寄せることに成功しました。
もうひとつは「初期性能の持続」。
新採用の防水機構(※) ・コアプロテクトでストッパーベアリング、ボディ、ラインローラーへの水の浸入を抑え、官能的な巻き心地を長きにわたってお楽しみいただけます。
マイクロモジュールギアとは、歯を可能な限り小型化し、従来よりも多い歯数を持つ機構である。
細かい歯を密に、かつ数多く噛み合わせることにより、強度を低下させることなく滑らかな動力伝達を実現。
巻き上げ時のギアノイズが低減し、感度も飛躍的に向上した。
ベイトリールでは段階的に導入してきたマイクロモジュールギアだが、狭いハウジングスペースの中でハンドルの回転運動を90度折り曲げてローターを回し、スプールの前後運動への変換も同時に行うスピニングリールにおいては構造的な制約が多いうえ、小型歯ギアを正確に組み込むには高度な技術を要するため、かつては不可能とまで言われていた。
精密なギアを寸分の狂いもなく支持できるのは、高剛性&高精度のメタルボディがあるからこそである。
スピニングリールには、ドライブギアの回転運動を受けてスプールの前後運動に変換する「ウォームシャフト」と呼ばれるパーツが組み込まれている。
従来はボディの下部に収まっているものだが、NEW STELLAはこのウォームシャフトをドライブギアの上、よりロッドに近い位置に配置した。
これによりリールの重心が上がり、手元へ近づくことで体感的なリールの重さが軽減された。
ロッドとの一体感が増し、そして何よりアングラーとの一体感が高まったといえるだろう。
従来はボディの下部にあったウォームシャフトをボディの上部へ配置。
ウォームシャフトはボディ内部に収まるものの中でも比較的大きなパーツであり、リールフットから続く狭いスペースに組み込むには高度な技術を要するが、これを手元へ近づけたことで重心が上がり、体感的な重さが大幅に低減される。
キャストフィールが向上したことに加え、ボディシェイプもグッとスマートになった。
コアプロテクトとは、水玉を形成して水を弾く撥水処理(水玉効果)を各部に配置し、回転レスポンスや軽さを維持したままボディ内部への水や異物の侵入をブロックする機構である。
搭載箇所は、ローターとボディ間に配されたストッパーベアリング、ボディ、ラインローラーの3カ所。
非接触シールは回転が軽いうえに摩耗せず、性能は長期間キープされる。
ボディあわせ面をフラット化し撥水処理を加え、ストッパーレバーをなくすことでウイークポイントを払拭。
ボディ前面はもちろん、側面、背面からも水の浸入を防ぎ、回転の初期性能が長期間保持される。