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開催場所長崎

結果11月17日終了

2013シマノ ジャパンカップ 磯(グレ)釣り選手権 全国大会

2013シマノ ジャパンカップ 磯(グレ)釣り選手権 全国大会 大会速報を更新しました。
 
日時2013年11月16日(土)-11月17日(日)
場所五島列島 福江島 福江地区の磯(長崎県五島市)
主催株式会社シマノ
後援長崎県五島市、社団法人 五島市観光協会、カンパーナホテル
天候晴れ/曇り一時雨のち晴れ
 
去る2013年11月16日(土)~17日(日)に「2013シマノ・ジャパンカップ磯(グレ)釣り選手権 全国大会」を五島列島 福江島 福江地区の磯(長崎県五島市)にて開催しました。
 
今大会の出場選手は、昨年度の全国大会上位入賞者3名のシード選手と、全国で行なわれた地区大会を勝ち上がり、各エリアのセミファイナル大会をも勝ち抜いた17名に、インストラクター選抜戦の上位4名の総勢24名の精鋭達。 
 
グレシーズン序盤を迎える五島列島 福江島 福江地区の磯(長崎県五島市)で激戦、熱戦を繰り広げてくれました。
 
大会会場となった福江の磯は、初日が快晴で海上も穏やかでしたが、翌17日は曇り一時雨。強烈な北西風も吹きつけましたが全天候型の福江地区では、多少の回り込みはあるものの風裏も存在し、波・うねりともにさほど高くない釣場をピンスポットで使用し、安全無事に全試合を終了。
 
決勝戦開始時には、強風は続くものの晴れ間もでて一気に天候が回復してくれました。
 
釣況も昨年同様にグレの魚影は濃く、活性も非常に高い様子。ポイントによってはエサ取りの猛攻に悩まされますが、その中から良型グレを引きずり出すことは十分可能。
 
事前に行ったスタッフによる入念な試釣の結果、各磯には25~27cmクラスが非常に多いものの、それらの群れをかわせば、ほぼどの磯でも28~30cmにサイズUPできることが判りました。
 
これらをふまえて、慎重な検討、協議を行った結果、グレ釣り本来の数・型を狙う実力発揮にふさわしい大会とするべく、急きょ、キーパーサイズを25cm以上から28cm以上に変更しました。
 
当然、潮を読み、テクニックを駆使すれば、30~35cmはおろか、40cmオーバーの追加も可能。さらなる真の実力を競える状況でもありました。
 
この状況下で行なわれた予選リーグ5試合は、第1試合から壮絶な大激戦バトルが展開。数・型ともにも揃えなくては勝てない激闘、最後の一投まで持てる力の全てを出し切って戦う、大接戦のデットヒートがあちこちで繰り広げられました。

そして、この熾烈を極めたサバイバルゲームから抜け出し、見事決勝戦進出を果たしたのは、第1試合こそ対戦相手ともども釣果ナシという不運を克服し、その後の4試合を接戦ながら4連勝を成し遂げ、結果、唯一の負けなし・4勝1分けの生駒浩史選手が見事に予選リーグ第1位。続く2位争いは、何と4勝1敗が6選手並ぶ中、最高占有率をマークした田中修司選手が決勝進出を勝ち取りました。
 
続くファイナル最終決戦、晴れの舞台にふさわしい圧倒的なグレの魚影がある磯、一般釣り人が上がっておられない磯、強烈な北西風を少しでもしのげる磯、そして多くの報道や観客選手が安全に見守れる磯、・・・等の条件で、第4試合終了時点で、サザエ島の『手代のハナレ(テシロノハナレ)』で開催を計画し、準備を進めておりました。 
 
ここで、決勝進出の田中選手が直前の第5試合、この磯で釣っているということが分かり、急きょ、船長ならびにスタッフで磯の選択を行ないましたが、前述の条件に見合う磯が無く、予定通りに『手代の離れ』での試合を敢行。
 
生駒選手に対するハンディを少しでも避けるべく、田中選手自らの状況報告、ならびに、この磯での第4・第5試合の審判を務めたスタッフによる状況報告等、くまなく生駒選手に磯の上で十分な時間を与えて情報を伝え、いよいよ決戦の舞台が幕を落としました。
 
手代島との水道側先端(潮シモ)に、予選リーグ1位でポイント優先権のある生駒選手。沖向き先端(潮カミ)に田中選手が釣座を構え、どちらが勝っても初となる栄冠を賭けての戦いが始まりました。
 
決勝戦で、まず竿を絞ったのは田中選手。これに続いて生駒選手も竿を絞りますが、田中選手のグレは遠めに見てもキーパーサイズをゆうに越えているのに対し、生駒選手はキーパーサイズギリギリ。 
 
そして、この後は続かない生駒選手を振り切るかのように、田中選手が猛チャージ。キーパークラスを連続ヒットしたかと思えば、35cmクラスを連発。華麗なロッドワークで良型を次々にタモ入れ。怒濤の爆釣モードを展開していきます。
 
対する生駒選手も追従せんと竿を絞りますが、取り込むのはキーパーサイズ~30cmクラスで連発とはいきません。
 
そして、田中選手が10匹程度、生駒選手が3~4匹キープで前半戦終了。釣座を交替しての後半戦がスタートしました。 
 
後半戦も田中選手のスパートは止まらず連発モードを続行。40cmクラスも取り込んで、誰の目にも田中選手のリードはあきらかです。 
 
しかし、このまま田中選手の圧勝で終わるかと思われた後半戦中盤あたりから、生駒選手も爆釣モードへ突入。竿を絞るごとに型もよくなって35cmクラスを連発。タモを使わず磯に引きずり上げる荒技で、取り込み時間を短縮して田中選手を猛追。 
 
さらに、田中選手がカツオをヒットさせて、仕掛けを守るためにじっくりとやり取りしている間にも良型グレを取り込む生駒選手。後半戦では、ジワジワと詰め寄る生駒選手と、これを振り切らんとさらに猛チャージする田中選手が互いに竿を絞りあう激しい攻防戦が展開されました。
 
しかし、生駒選手が良型クラスを連続バラシで足踏みしてしまったのに対して、田中選手は競技終了間際にも追加と、最後まで田中選手がリードを守り切った感じで決勝戦が終了。
 
そして、注目の検量結果は、田中選手10,013g、生駒選手6,176g。 田中修司選手が遂にジャパンカップを奪取しました。
 
※詳細レポートは、後日こちらのページにて更新を予定しております。
※文中敬称略