2013シマノ ジャパンカップ 投(キス)釣り選手権 セミファイナル北日本大会

2013シマノ ジャパンカップ 投(キス)釣り選手権 セミファイナル北日本大会 大会結果を更新しました｡

 

 

日時2013年6月8日(土)

場所村松浜(新潟県)

天候雨のち曇り

 

6月8日(土)､新潟県村松浜にて｢ジャパンカップ投(キス)釣り選手権セミファイナル北日本大会｣が開催されました｡

 

出場者数は､2012年度開催の東北大会､上越大会､北陸大会､中部大会からの勝ち上がり選手に､昨年度全国大会出場のシード選手を加え､総勢32選手(うち1名が急きょ欠席により､実参加31選手)となりました｡

 

投釣りのエキスパートたちが､7月開催の全国大会への出場権､4名の進出枠をかけて､日ごろの練習の成果を90分･3試合で競い合いました｡

 

この北日本大会､昨年までは同じ新潟県の上下浜で行なっておりましたが､競技としての魚影の濃さはあるものの､ポイントが極端に足元に集中する場面が多く､ジャパンカップの冠にふさわしくないとの判断から今回は比較的遠浅のここ村松浜に舞台を移しました｡

 

大会前､数日の状況は､手前から沖までキスの魚影は濃く､さらに､遠投では型が揃うというトーナメントには最適の条件｡

 

そして､前日のプラ選手多数からの聞き込みでも『90分でキロオーバーが出るかも?』という好調を伝える情報により期待充分でした｡

 

しかし､前日の午後からのスタッフにおける実釣では､キスの魚影が急に薄くなり､かつポイントによるムラが大きい｡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

この日､お昼過ぎからの雨による急激な水温低下が原因なのか?　気がかりな部分を残し大会を迎えることになりました｡

 

大会当日は未明から小雨が降り､開会式から第2試合の途中あたりまで､雨量こそ微小なものの降ったり止んだりで､キスの活性は非常に悪い状況｡

 

また､懸念されたポイントムラが極めて大きく､キスの居場所を足で探し当てて､その場所で丹念に探った選手に軍配が上がるという図式｡

 

さて､第1試合の結果です｡

 

Aブロックでは16名中､11番スタートの大野　正浩選手が､Bブロックも同じく11番スタートの島野　忠寛選手が､ともにブロック2位に100グラム以上の差をつけるダントツ釣果でブロック1位･16ポイントを獲得｡大野選手と島野選手はともに石川県を代表する全国区の常勝選手です｡ 

 

第1試合､31選手の90分での総釣果は､3.5kg｡平均100グラムという厳しい状況での競技となりました｡

 

第2試合は､開始直後から向かい風となり海上は波立ち､また雨も次第に止み､それに伴って若干ではありますがキスの活性が上がった様子でした｡

 

第2試合､Aブロックを制したのは山形県の佐藤　洋志選手､そしてBブロックは当日の1試合当たりの最高釣果542グラムをマークした新潟県の内山　勇一選手がともに16ポイントを獲得｡

 

2試合を終えた時点での暫定上位は､1位:島野選手､2位:小竹　永泰選手､3位:内山選手､4位:千草　伸二選手､5位:水野　由季夫選手の順となりました｡

 

昼食休憩時には､貼り出された途中経過に見入る選手が多くおられ､上位陣が順当にポイントを稼ぐのか､一方で大逆転を狙うのか､当日のポイントムラが大きい中､各選手の心境はどのポイントに入るのかの1点に集中しておりました｡

 

さて､第3試合｡ 

 

ここで､暫定3位の内山選手と暫定1位の島野選手は第3試合6位･7位と後退したものの､安定した高得点で総合1位･2位｡また､暫定7位の岡本　哲選手､暫定8位の松井　弘行選手がAブロック3位･2位の成績で逆転の総合3位･4位｡上位4選手はいずれも全国大会出場経験者でした｡

 

今大会は､ポイント差が大きいにもかかわらず､各試合においてスタート順の早い選手ばかりが上位ではなく､遅い順番でも上位を勝ち取る選手が多数おられました｡

 

ポイントの良し悪しを見る技術とともに､状況分析と確率論による場所移動を行なう判断力と実行力､すなわち､釣りの技術と体力･精神力が問われる多くの修羅場を経験し､引き出しの多さとそれを実行する能力を兼ね備えた選手が上位に入られたと感じました｡

 

4選手の全国大会での活躍を期待いたします｡ 

 

また､惜しくも日ごろの実力を十分に発揮できず､残念な結果になられた選手の方々におかれましては､この悔しさを励みに､来年の栄誉を目指してのさらなる活躍を期待しております｡

 

大会終了後､釣れたキスは開催地である新潟県胎内市を通じて地元社会福祉施設に寄贈されました｡ 

 

そして､今回も競技終了後はお疲れのところではございましたが､選手の皆様にシマノ･クリーンナップ･プロジェクトとして海岸清掃にご協力をいただきました｡

 

選手の皆様のご協力ならびに､開催にご厚意をいただきました胎内市役所の皆様に主催者一同感謝いたします｡どうもありがとうございました｡

 

 

全国大会進出を決めた上位4選手(左から)

1位:内山 勇一 選手

2位:島野 忠寛 選手

3位:岡本　哲 選手

4位:松井 弘行 選手