2013シマノ ジャパンカップ 投(キス)釣り選手権 全国大会 大会速報を更新しました。
日時2013年7月6日(土)、7月7日(日)
場所鳥取県弓ケ浜
主催株式会社シマノ
後援鳥取県米子市、米子市観光協会、財団法人とっとりコンベンションビューロー
天候雨時々曇り
去る7月6日(土)、7月7日(日)に、鳥取県弓ケ浜にて「2013シマノ・ジャパンカップ投げ(キス)釣り選手権全国大会」を開催しました。
今大会に出場したのは、全国で開催された地区大会及びセミファイナル大会(東日本、西日本、北日本)を勝ち上がった20名(1名は急きょ欠場のため実参加19名)に、インストラクター選抜戦の1名、昨年度全国大会上位入賞者のシード選手3名の総勢23名の精鋭達。
今年も、キャスター達に大人気の広大なフィールド「鳥取県弓ケ浜」にて激戦・熱戦を繰り広げてくれました。
大会会場となった弓ケ浜は、数・型ともに揃う抜群の魚影を誇り、例年ならば近・中・遠投のいずれでもキスが面白いように釣れ、遠投するほど型が良くなるというキス釣り競技に最適の人気釣り場です。
しかし、今シーズンは6月初旬までは近・中投が数狙い、遠投でサイズ(重量)を稼ぐという理想的な状況でしたが、その後は穏やかな日が続き、沖からの新しいキスの群れが入っておらず、数・型ともに極めて悪い釣況。
特にサイズは大半が7センチ前後(3~4グラム)と極めて小さく、また、梅雨に入っても雨がほとんど降らない日々が続き、真夏日が連日続いたことで、すでに"夏の海"状況。
チャリコやフグ、メゴチなどのエサ取りが非常に多く、キスの群れは分散傾向。背後から吹く南西風によって波気がまったくないベタ凪ぎなど、キス釣りには厳しいコンディションとなりました。
今大会のキス、群れてはいるが位置が見つけ難く、攻める場所によってのサイズ差が出にくい。連掛けは出来ても続かないうえに、エサ取りの猛攻が手返しの効率を下げ、アタリによる判断も狂わせてしまう。
さらに、キスが超小型のために、重量勝負の競技では単に数を追っていたのでは勝てません。
少しでも型のよい群れを探し出して、数も型も揃えなければ安心できない非常にハイレベルな技術が要求されました。
この状況下で行なわれた予選リーグは、ジャパンカップ歴代優勝者や、何度も全国大会出場を果たしている常勝メンバーと言えるベテランキャスター達、 そして成長著しい新鋭キャスターらによる激戦バトルが展開されました。
その結果、激戦に次ぐ激戦となった予選リーグ(90分5試合)のサバイバルゲームを見事にくぐり抜け、決勝戦進出を果たしたのは、 伊藤幸一(イトウコウイチ・神奈川県藤沢市)選手、島野忠寛(シマノタダヒロ・石川県河北郡)選手、横山武(ヨコヤマタケシ・岡山県玉野市)選手の3名。
決勝戦は、誰もが苦戦した激戦バトルの予選リーグを、別格の強さと安定感で終始トップを独走した2010全国大会優勝者の伊藤幸一選手が、決勝戦でもその強さを見せつけてV2を達成するのか、一方、若手ながら全国大会に何度も出場している常勝キャスターのひとりである島野忠寛選手が遂にジャパンカップの栄冠を手に入れるのか…。
それともディフェンディングチャンピオンの横山武選手が連覇を達成してさらに優勝記録を伸すのか…。
頂上決戦に相応しい、誰が勝っても不思議ではない実力者揃いの試合となりました。
海に向かって右手に伊藤選手、中央に島野選手、左手に横山選手の布陣で開始された決勝戦は、第1投で伊藤選手がまずまずの型の11連掛けに成功。
島野選手は4、5連程度、最後に仕掛けを回収した横山選手も4、5連程度ですが、遠めに見ても確認できるほどの大型を手にして注目を集めます。
次の第2投目では、伊藤選手がまたもや連掛けに成功。一方の島野選手は3、4連と数が伸びません。
横山選手も同様で、この後は1投ごとに立ち位置を変える伊藤選手が連掛けを続けてスパート。試合をリードする展開になりました。
この状況に島野選手が大きく移動。しかし結果が出ず、また超大型キスの波打ち際でのバラシもあり、よもやの苦戦を強いられてしまいます。
一方の横山選手は立ち位置を変えず、クーラーにどっかりと腰をすえてのスローなサビキでまたもや大型を手に。
1匹で伊藤選手の釣り上げるキス10匹分の重量があると予想でき、数は伊藤選手に離されているものの、重量では横山選手が勝っている可能性も大きいと言えます。
そして、再度立ち位置を大きく変えた島野選手がまずまずの型の連掛けに成功したところで前半戦が終了しました。
数では伊藤選手がリードし、これを横山選手・島野選手が追う展開となった後半戦では、伊藤選手は中央付近に、島野選手は前半戦終了真際に連掛けに成功した右手に釣り座を構えますが、横山選手は前半戦とほぼ同位置。
大型が居着いているポイントを見つけたのか、左手に釣り座を構えて競技スタート。
後半戦でも伊藤選手は連掛けを続けてスパート。一気に注目を集めます。伊藤選手は近投で、1投ごとに立ち位置をずらしていく作戦。これが見事に成功しています。
一方の島野選手も確実に数を伸していきます。しかし前半戦の遅れを覆すには数だけでは難しい。当然、大型を狙っているはずですが、型物が出ません。
終始、伊藤選手がリードする形となった後半戦もついに終盤。横山選手が連掛けに成功し、大型も3匹目を手にします。ここで伊藤選手は競技エリア左端に大きく移動。
そしてまたもや連けに成功したところで競技終了となりました。
まずまずの型の数を伸した伊藤選手が圧倒的に有利なのは誰の目にも明らかですが、型を手にした横山選手がどこまで迫るのか、注目の重量勝負の検量結果は、伊藤幸一選手が見事優勝。2度目の栄冠を手に。
準優勝は横山武選手、第3位は島野忠寛選手となりました。
※文中敬称略
優勝伊藤 幸一 選手678g
準優勝横山 武 選手487g
第3位島野忠寛 選手330g


![急募![一般事務、営業サポート、在宅データ入力] 釣割ではただ今、業務拡大につき各種業務スタッフを募集しています![→詳細はこちら]](/sp/img/cmn/bnr_recruit.jpg)