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2012年12月20日

黒鯛道25、落とし込み釣りの競技規定

釣果の善し悪しを判定する基準は、いくつかあります。プライベートでの釣行なら、狙いの魚が釣れたかどうか。当然その数やサイズも判断の一つになるでしょう。
 
落とし込み釣りを楽しむ釣り師にとって、チヌを釣る楽しみ方はいろいろとあります。
とにかく数にこだわる人、年無しなど大きさにこだわる人、重量にこだわる人など人様々ですが、なかには釣果にこだわらず、のんびりとその日一日快適に釣りができれば良しとする方もおられます。
 
私も大会や例会がないときは緊張感もなくゆったりと、自然を謳歌しながら釣りを楽しんでいます。釣りの楽しみ方は本来、そういうものではないかと思っていたりします。
 
リゾート地でゆったりとなにもせず過ごす休日の過ごし方に似ています。一方で大会など緊張感をもって一枚のチヌを釣り上げる喜びがあります。大会競技の基準は大会や地域によって異なりますが、大きく分けると次のようになります。
 
1.チヌの総枚数。 2.一尾長寸。最大寸法。 3.総重量。
 
関東などでは重量を競技基準にしているところが多いようです。関西は少し前までは、枚数を基準にしている大会が多かったですね。

本来の釣り師の実力は、どうやってはかればいいのでしょう?それぞれ考え方の違いはありますが、私が思うには一般的に総重量の大会が一番実力をはかるのに適していると思います。型と枚数を合わせた基準であり、計測もはっきりとした数値がつかめる点でも合理性があるように思います。
 
黒鯛人の例会も以前は枚数でしたが現在は総重量で決めています。競技基準の考え方はその競技のコンセプトによって異なります。初心者から上級者までできるだけ多くの参加者が優勝できるチャンスを考えると、枚数や重量ではなく一尾長寸を大会基準にすることになります。それでも優勝するのはやはり実力を伴った釣り師が多いのです。大型のチヌを狙うのも、経験や情報に基づいた判断が重要になるからです。
 
ともあれ、いろいろな目的の大会があってこそ、楽しさも広がるのではないかと思います。
 
次回は黒鯛道26 「神戸黒鯛人の年間例会、KING OF NANABOU」を予定しています。