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2012年11月15日

ノマセ釣りの特効エサは?

秋の防波堤や沖堤は、青物が回遊してくるシーズンですね。
 
メーンになるのは、ブリの幼魚や若魚で、出世魚として知られている通り成長するにつれて呼び名が変わりますね。
 
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと呼び名が変わります。
 
関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと呼び分けています。
 
このようなブリのほかに場所によっては、カンパチの若魚であるシオと呼ばれる魚や河口近くではスズキやヒラメなどもノマセ釣りのターゲットですね。
 
ノマセ釣りというのは、フィッシュイーターと呼ばれる小魚をエサにしている大きな魚が対象魚です。ですから基本的には小魚が好物のフィッシュイーターなら何でも狙えるわけなんです。
 
さて、このようなフィツシュイーターを狙うときに使われるエサは、イワシや小アジなどのほかにピンギスと呼ばれる小型のシロギスやネズミゴチ、ハゼやヒイラギなど結構多彩なのですが、それぞれにメリットがある変わりデメリットもあります。
 
シロギスやネズミゴチ、ハゼなどはいいエサなのですが、生きたものを手に入れるのが大変ですし生かしておくのも大変ですね。
 
イワシもしかりです。イワシは海の肥やしと呼ばれるほど数が多く、フィッシュイーターのほとんどが好むエサなのですが、この魚の弱点は、漢字を見れば分かりますね。
 
イワシは、魚偏に弱いと書きますね。この言葉通りに大変弱い魚なので、エサ用に釣り上げてもすぐに死んでしまって、ノマセ釣りのエサとして使えなくなるのです。
 
それでは、ノマセ釣りの好餌は何でしょうか。それは、秋の防波堤でおなじみ、サビキ釣りでよく釣れる小アジなんです。
 
小アジはイワシほどは弱くないので、エアポンプで酸素を補給してやりながら、水温が上がらないようこまめに水を換えてやると、結構長く生きています。だから、ノマセ釣りだけでなくアオリイカ釣りのエサにもよく使われるのですね。
 
さて、この小アジなんですが、エサに使われるものに2種類あるのはご存じですよね。ひとつは、赤アジと呼ばれているマアジの子供、もうひとつが青アジと呼ばれるマルアジの子供ですね。
 
この両者を見分ける方法は、まず体色です。マアジは、赤アジと呼ばれるように体が赤というよりは黄金色をしており、胸ビレや尾ビレが鮮やかな黄色をしています。黄アジとも呼ばれるのは、このせいですね。

一方のマルアジは、呼び名通りにマアジほど体高が高くなく、ほっそりとしていて体が丸いのです。青アジと呼ばれるように体が青みががっているのも特長です。

どうしてもマアジかマルアジか分からないときは、背ビレの終わりの部分と尻ビレとの間を見てください。そこに小離鰭と呼ばれる小さなヒレがあるのがマルアジの特長です。 さて、この両者、どちらもノマセ釣りにはいいエサなのですが、優劣を付けるとしたらどちらに軍配を上げますか。
 
これは、文句なく青アジと呼ばれるマルアジの子供に軍配が上がります。赤アジ(マアジの子供)では、なかなか食わなかったのに青アジに替えた途端、アタリということがよくあります。
 
それはなぜなんでしょうか?。どうやらハリにつけて水中で泳がせてるときに動きに関係があるようですね。赤アジに比べて青アジの方が動きが活発で、弱りにくいのです。沖釣りで両者を釣り比べてみると、すぐに分かります。マルアジは、マアジに比べて数段、力が強く引きも強いのです。
 
このような特性がエサとして使われてときに生きるのでしょうね。
 
ノマセ釣りのエサは、青アジで決まり。これを肝に銘じておいてください。