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最新攻略コラム

2017年1月26日

いよいよシーズンです その4

今年は、三重県でも毎日、雪が降っています。
 
こんなに雪が降るのも珍しく、毎日、道路がアイスバーンで怖くて怖くて!!
 
皆さんのお住いのところは如何ですか?
 
 
そんな凍り付く寒さの中でも、寒グレを求めて磯に出掛けるのが、グレ釣りファンですよね。
 
そこで、今回は、寒グレを狙うのに、効果的なウキとラインの選びに付いて考えてみましょう。
 
この時季の寒グレと言えば、皆さんは何を想像しますか?
 
ほとんどの方が、「大型」「美味しい」「脂ノリノリ」と言ったイメージを頭に思い浮かべる事でしょう。
 
 
磯釣りに精通している方は、グレの性質を考えた釣り方を想像して、「警戒心が強い」「食いが渋い」と言ったグレの活性を中心としたことを頭に浮かべている方も少なくはないと思います。
 
そんな、様々な想像の中、やはり、大型で警戒心が強いこの時季のグレを仕留めるには、グレがサシエサを口にした時、違和感やウキの浮力による抵抗を感じさせない繊細な仕掛けがお勧めです。

ウキの選び方の基本と考え方として、浮力の大きいウキは、海中に引き込まれる時の抵抗が強く、浮力の小さいウキは、抵抗が小さいのが通常です。
 
この場合、グレに違和感を与えないのはどちらのウキだと思いますか?
 
そうっ!!正解です。
 
ウキの浮力が小さい方です。
 
グレがサシエサを口に吸い込み住処に戻ろうとする時に、ウキの浮力抵抗を感じるのは、ウキの浮力が大きい方です。
 
例えば、浮力5Bと0とを比べると、5Bは、ウキの頭を海面に出し、0号は、海面ギリギリに浮遊していています。
 
よって、グレがサシエサをくわえて引っ張った時に浮力抵抗が大きいのは残留浮力が大きい5Bとなります。
 
では、何故この残留浮力による抵抗が大型グレに悪影響を及ぼすのでしょう。
 
それは、大型になればなるほど、それまでの過程で、ハリに掛かり息絶え絶え逃げ伸びたグレや、慎重に警戒心の強いグレが多いからです。
 
だから、少しの抵抗を感じると、フッとサシエサを吐き出してしまうのです。
 
しかし、違和感の無い抵抗の少ないウキであれば、そのまま住処に戻ってくれるのでウキが、すんなりと海中に消し込んでくれるのです。

また、ライン(ミチイト)についても、同じ事が言えます。
 
ラインの性能として大きくフロートタイプと、サスペンドタイプがあります。
 
この場合、抵抗の少ないのは、フロートタイプより、サスペンドタイプの方がどちらかと言えば少ないでしょう。
 
サスペンドタイプは、その名の通り、海中に沈み中層で漂うタイプなので抵抗が少なくなります。
 
深場や、足下の磯際の駆け上がりがドン深なポイントを狙う時にとても効果的です。
 
しかし、遠投ポイントや、沈み根等が多く点在するポイントでは、ウキから竿先までの間のラインが海中に潜ってしまい、沈み根に引っかかったり、ウキに余分な抵抗が掛かり、そのウキが本来持つ性能を上手く発揮出来ない場合があります。
 
よって、ウキもラインも狙うポイントによって、浮力やタイプ、大きさを細かく分析し、使い分ける事で、大型グレに巡り合うチャンスが増えるのではないでしょうか。