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2016年5月12日

春の渓流で山菜を楽しむ

GWが終わって、はや5月半ば。
 
山肌が色とりどりの若葉で覆われる”山笑う”季節ですね。
 
3月に解禁されたアマゴやヤマメ釣りはこれからが本格的なシーズンですね。
 
山深い渓流でも、水温が上がるにつれアマゴやヤマメは浅い瀬に出て盛んに川虫などのエサを食べてよく太り、元気を取り戻す時期なので、釣って面白く食べても美味しいベストシーズンを迎えるわけです。
 
さて、渓流釣りのもうひとつのお楽しみは、春ならではの山菜摘みが出来ることです。
 
里山ではもうすっかり長けてしまった蕗のとうも、山奥の渓ではまだ見つけることが出来ます。
 
渓を釣り上りながら、日当たりのよい河原を注意深く見ながら歩くと水際に筆の頭のような形をした蕗のとうが見つかるはずです。
 
花が開きかけたものも食べられますが、天ぷらにするのならつぼみがいいですね。

「ほろ苦き 恋の味なり 蕗のとう」
 
そんな俳句に詠まれたほろ苦い味を楽しんで下さい。

渓流の本流ではなく枝谷を釣り上るときは、ワサビを探してみて下さい。
 
少し山深いところにある谷なら、結構、野生のワサビが見つかりますよ。
 
ただ、根こそぎ採ってしまうと翌年が楽しめません。
 
だから、根は採らず葉ワサビ(花や新葉)だけを摘んで帰って「しょう油漬け」にし、ツンと鼻に抜けるワサビ特有の刺激を楽しんで下さい。
 

漬けてから5日~1週間ぐらいが食べごろです。
 
それ以上おくと少しずつ辛みが抜けていきます。
 
標高の高い渓沿いの少し荒れ地に目をやると、まだ、タラの芽があるかも知れません。
 
山菜の王様と言われるだけあって、色んな料理が楽しめますが、お勧めは天ぷらと味噌田楽です。

クセがなく旨みを強く感じる山菜のひとつです。
 
釣りを終えて山の麓まで下りてきたら、田の畦などによく生えているセリを摘んで帰りましょう。
 
さっと茹でてすりゴマなどを散らし、そのままいただける手軽な山菜です。

セリ科独得の風味と歯応えを楽しんで下さい。
 
これらの他にもコシアブラやコゴミ(クサソテツ)なども美味しいですね。