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2016年3月24日

養殖マダイは、ここが違うよ

4月の声を聞くようになると、そろそろマダイの乗っ込みのシーズンですね。マダイは、その姿、色、味と三拍子そろった、いかにも日本人好みの国魚と呼ぶにふさわしい魚ではないでしょうか。
 
そんな人気魚ゆえに昔からハマチと並んで養殖の盛んな魚のひとつでした。
 
最近は海上釣り堀のブームもあって、養殖マダイは品薄状態が続いているそうですよ。
 
さて、そんな養殖されたマダイと天然物とを見分ける方法をご存じですか?
 
最近は養殖技術も進んで、天然物と見分けがつかないものも出回り始めているそうです。
 
でも、このポイントさえ押さえておけばすぐに天然物かどうか見抜ける方法を紹介しておきましょう。
 
まずは、パット見の外見から。
 
天然物は発色がいいので体全体が淡いオレンジ色に輝いて見えるし、目の上のアイシャドーや体に散るブルーの輝点が鮮やかです。

それに比べて養殖物は、体色が全体に黒ずみ、ブルーの輝点も余り綺麗には輝いていません。

ただ、最近は、出荷前にオキアミなどの甲殻類のエサを与えて体色をよくする色揚げの技術が進んだので、天然物とあまり変わらない綺麗な養殖物があります。
 
だから色だけで見分けるのが難しいかも知れませんね。
 
次に見分けるポイントは、ヒレです。
 
養殖物は狭いコワリの中で育てるため、魚同士の接触やコワリの網などに擦れて成魚になる頃にはヒレがすり切れてしまいます。
 
胸ビレや尾ビレの先端がすり切れて丸くなっているのは養殖物です。

天然物は、いくら大きくなってもヒレの先端がピンと尖って、綺麗ですよね。

最後にここをみれば間違いない、という見分け方を紹介しておきましょう。
 
それはマダイの目の前方に開いている小さな穴、鼻孔です。
 
天然物は、この鼻孔が左右に2つずつ、合計4つ開いているのですが、養殖マダイは、いまだに原因がよく分からないそうですが、片側に2つ開いていた穴がいつの間にかつながって、一つになってしまったそうです。
 
鼻孔が片側に一つずつ、合計2つしかないマダイは、間違いなく養殖されたマダイなんだそうです。
 
これで決まりですね。