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2015年12月24日

食い渋るグレを攻略するにはVOL1

            
今年も、残すところあとわずかとなってまいりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
今年の冬は暖冬と言われてますがスーパーエルニーニョ現象により非常に気温が安定しない状態となっています。
 
その関係で海水温も変動が大きく上層から中層、底と全ての層で、水温が安定しない状態の時が多々あり、なかなかグレの活性が本格的なならず、本来この時期に楽しめる大型グレがパットしないのが現状です。
 
しかし、どんな状態でも竿を出して、いつかは大物が食ってくる、今日こそは記録物をと期待するのが釣り人では無いでしょうか。
 
このような水温が安定しない状態の場合、魚が釣れるポイントをいち早く探しあて、海中の水温や流れを把握することが釣果の左右に大きく影響してきます。
 
まずポイントを早く見つけ出す方法としては、マキエサを投入した時に、コッパッグレの状態をよく観察することが大切です。
 
目で見て確認のできる水深までコパグレやエサ取りが浮いてくれば、ほとんどの場合が2ひろ前後のタナでグレがヒットしてくることが多いのです。
 
しかしマキエサを撒いても、グレの姿やエサ取りの姿が見えない場合は、タナが深いと判断しても良いでしょう。
 
この場合、仕掛けを投入し4ヒロ~5ヒロと紀東の場合は、非常に深いタナを狙う場合があります。
 
時には竿2本分の深いタナでしか食わない場合もあります。
 
が、途中でエサ取りに餌をとらえたり、グレにオキアミの頭だけをかじられたりする場合があります。
 
このような状態になった場合はタナは深いと判断したのは、少し誤算で、実は、その場所に良い潮が流れていなかったり水温が安定していないといった状態が伺えます。
 
そして、時間と共に良い潮が入ってきたり安定した水温になった時にグレの活性が良くなり、又は活性の良いグレが潮と共に移動し丁度、サシエサの垂れている場所でエサを口にしたとも考えられます。
 
このような状態になった場合は、仕掛けとして固定仕掛けやタナを決めて半遊動仕掛けで狙うよりも、浅いタナから深いタナまで無段階に探ることの出来る全遊動仕掛けで攻めてみると結果が付いてきます。
 
単に全遊動仕掛けや浅タナから深タナまでを幅広く探れば良いと言っても実際にはどの様な仕掛けが有利化が解り難いと思います。
 
この場合、2つの狙い方があります。
 
まず1つ目は、完全フカセ仕掛けで軽い仕掛けにオキアミとハリの重みのみでゆっくりと沈んでく全遊動完全フカセ仕掛けがあります。
 
この仕掛けは、マキエサと沈下速度や潮の乗りがほぼ同様となるので、マキエサと常に同調した状態で探る事が出来ます。
 
2つ目は00や0号といった軽いオモリ負荷のウキを使用して、仕掛けが馴染んだと同時にウキもゆっくりと沈んでどんどん送り込んで行けば、深いタナまで仕掛けが馴染んだ状態で探っていける沈め探り釣りです。
 
いずれにしても、この仕掛けに慣れないとアタリか潜り潮に揉まれて沈んでいっているのかが判断しずらいので、その日に使うウキの状態や浮力調整が重要となります。
 
この微妙な浮力調整方法と重要性については、2016年にお届けしたいと思います。
 
お楽しみに。
 
では、今年一年間ご覧いただきありがとうございました。
 
来年もよろしくお願い致します。
 
皆さん、初釣りに期待し、良いお年を!!