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2015年12月3日

晩秋の古座川定食

今年の夏、我が家ははじめて前々から行きたかった和歌山県の古座川へ鮎釣りに釣行しました。
 
大自然の奥行きが深くてすっかり古座川の美しさに魅せられて、単独でもシーズンを通じて何度も足を運んだお父さんでした。
 
本州最南端の清流古座川は海産の天然遡上が豊富で、釣り期間が長く、今年は11月に入ってからも父は鮎釣りに出かけたほどで、つい先日、ようやく納竿の儀となりました。
 
こんな時期になっても、釣りたての鮎が食卓に上るなんて、我が家でもはじめてのことでした。

今年ラストの釣果です。錆がでて黒い鮎もちらほら

11月末になってもまだ囮屋さんは川見をかねて様子見で竿を出しているそうだからびっくりです。
 
さすがにドライタイツでも水の冷たさが感じられるほどの寒さになっているそうで、アユはかかるものの、盛期ほどの追いはなく、黄色い鮎も見られますが、釣れても黒く、サビもでてきて、さすがに鮎が若い古座川とはいえ、いよいよシーズンも終えんとなりそうです。

モクズガニを獲るカニカゴ。鑑札制で一人3つまで

今年は古座川で鮎と一緒にモクズガニ漁もはじめた我が家。
 
まだまだ川漁師一年生で要領を得ないので数はあまりとれなかったけど、あの上海ガニの親戚で食味のよさで有名なモクズガニを贅沢にたくさん食べることがでたのは大きな収穫でした♪ 
 
古座川では、モクズガニは漁業権が設定されているので、鑑札を購入します。
 
一人につき3つまでカゴを沈めることができます。
 
大体釣りに行った日の夕方に釣れた鮎などをエサにカゴを沈めて、翌朝に引き上げます。

モクズガニはオトリ缶に生かしてもってかえります。

鮎は氷でシメ、モクズカニは生きたまま持ちかえります。
 
今年最後の鮎とモクズガニで古座川定食を作りましたよ。
 
まさに古座川の恵みをいただくという夕餉でした。
 

おなかを見れば性別がわかります。左がオス、右がメス。

水からゆがくので、ちょっと残酷なんですが…。

モクズガ二は生きたまま調理します。
 
さっと水洗いしたら、深い寸胴のお鍋で水からゆがきます。
 
いきなり熱湯に入れると、暑さで足が取れたりするため、水からゆがくのです。
 
お鍋の中でガサガサ!ガサガサ!
 
ふたを跳ねのける勢いでうごきまわっていたズガニがやがてシーンとしずかになって、真っ赤にゆであがったら完成!
 

見た目以上に身が詰まってました。甲羅盛りうまし!

モクズガニと落ち鮎。古座川の秋の恵みを堪能!

シンプルに塩茹でのあつあつをいただくのが最高ですが、この濃厚な味噌と内子たっぷりにズガニ飯も悶絶級のうまさでしたし、カニのエキスたっぷりのズガニ汁もたまりません。
 
大きなカニではないけれど、無言なって食べてしまう美味しいカニでした。
 
また来年たんまり食べられるように、ズガニ漁はもう少しポイントも研究しないとね。
 
 
今年最後の鮎は塩焼きやから揚げのほか、あったかい鮎にゅうめんにしました。
 
それから少しだけお正月のおせちの甘露煮用に冷凍しました。
 
モクズガニに落ち鮎で晩秋の古座川定食を堪能しましたよ、ごちそうさまでした。
 
しばし古座川とはお別れです。
 
 
さあ、秋の釣りも終わりつつ、いよいよ厳しい冬到来ですね。
 
急に寒波がやってきて冷え込んだ日もありましたが、波止釣りも防寒対策さえすれば、もうしばらくは楽しめそうですよ。
 
これからはタチウオをメインに、グレやチヌ、サヨリなどなどいろいろなお魚を海から狙っていきたいと思います!
 
またご報告をお楽しみに♪