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2015年11月12日

スピニングリールのトラブル解消法

スピニングリールは、仕掛けを遠くへ投げるとき、あるいは潮に乗せて仕掛けを遠くへ運ぶときなどにとても有効なリールです。
 
それは、スプールが回転しながら糸を繰り出す両軸リールと違って、糸がほぐれていく形で放出するシステムなので、糸を出すときの抵抗が少ないからです。
 
このようなメリットがある代わり、デメリットもあります。
 
それは勝手に糸が出過ぎるために起こるトラブルですね。

特に仕掛けをキャストしたとき必要以上に道糸が出てしまってラインスラッグ(糸フケ)ができ、これがトラブルの原因になることが多いですね。
 
例えば磯釣りでは、ラインスラッグが大きかったために、道糸が潮に流されたり風にあおられて、狙ったポイントの途中にあるシモリに道糸を引っかけてしまうことがあるからです。
 
このようなラインスラッグを余り出さない簡単なテクニックがあります。
 
それを覚えてしまえば、トラブルは激減しますよ。
 
その方法は、仕掛けをキャストしたと同時に人さし指をリールのスプール近づけておいて、仕掛けが着水した瞬間にリールのスプールを指で押さえ、道糸が出ていくのを止めるのです。
 
両軸リールではこれをサミングと呼びますが、スピニングリールの場合は、フェザーリングと呼びます。
 
これが出来るようになるとラインスラッグはほとんど出なくなるし、ピンポイントに仕掛けを落とすことが可能になってくるのです。
 
ただ、着水してから仕掛けやルアーをフォールさせなければならないときは、スプールの端に軽く指を添え、道糸の出方をコントロールしながら送り込んでいくようにします。
 
こうしてラインスラッグを少なくして仕掛けが振り込めるようになったら、今度は仕掛けを回収するときの注意点を紹介しておきましょう。
 
振り込んだ仕掛けを回収するとき、仕掛けが潮に流されたりしてどうしてもラインスラッグが出来ます。
 
これをそのまま負荷も掛けずにリールに巻き取ってしまうと、スプールに巻き込んだ道糸がフワフワの状態になり、バックラッシュの原因になります。
 
これを防ぐために竿を45度ぐらいに立てたまま道糸を巻き取るようにすると、道糸の重さによってテンションが掛かり、綺麗に巻き取ることが出来ます。
 
フェザーリングと竿を立てたまま道糸を巻く、この2つを実行するだけでトラブルはうんと少なくまります。
 
最後にもうひとつ、スピニングリールはその機構上どうしても道糸にヨリが掛かってしまいます。
 
これもトラブルの原因になるので、釣りを終えたときに出来るだけヨリが残らないようにすることです。
 
その方法は仕掛けに大きなウキをつけて遠投し、さらに潮に乗せて流していって、巻き取るときにタオルなどを使って道糸を挟み、ヨリを取りながら巻き込んでいくようにすれば、少しはましになるはずです。