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2015年4月9日

乗っ込みクロダイ攻略 <マキエサ編>

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
桜の花も満開を迎え、今週いっぱいが見納めとなる時期となってまいりました。
 
自然というものは不思議なもので桜の花が咲くと同時に、例年通りクロダイの乗っ込みも始まりました。
 
前回は、この乗っ込みについて、ザックリとお話をいたしましたが、今回は、まず必要なマキエサとマキエサ作りについてご紹介したいと思います。
 
クロダイの習性ですが、一般的に濁りを好む習性があり、また雑食性と言われています。
そして、乗っ込みのクロダイは、産卵を目的とし海藻の茂った場所や、沈み根周辺、海溝の入ったポイントに寄ってきたり、回遊しています。
 
そこで、海底近くを回遊しているクロダイに必要なマキエサの条件は、比重の重い纏まりがあるマキエサです。
 
この場合、集魚効果は勿論ですが、上から落ちてくる物や動く物に興味を示す習性も活かし、押し麦や貝殻等配合されているルアー効果のある物も効果的と言われています。
 
私は、マルキユーの「瀬戸内チヌ」や「チヌパワー遠投G」を好んで使います。
 
また、集魚効果と濁りを強めるために、「爆寄せチヌ」や「チヌパワー白チヌSP」等がお薦めです。
 

 
これを、生のオキアミに配合します。
 
配合エサと生のオキアミの配合比率は、グレ釣りの場合は、オキアミを6キロから9キロに配合エサを2袋程度入れますが、クロダイ狙いの場合は、出来る限り配合エサを多く入れて、濁りがたくさん出るマキエサを作る事が効果的で、そのためには、オキアミを少し少なめに3キロにして配合エサを最低3袋を入れたマキエサが効果を発揮してくれます。
 

配合エサとオキアミを混ぜ合わせる時は、オキアミを出来る限り潰さずに原型のままの状態で混ぜあわせます。
 
そして、海水を少しずつ入れて、粘りのある状態にまでしっかり混ぜ合わせて仕上げます。
 
この時、あまり水を入れ過ぎたり、水が少なかったりすると、マキエサが海面に着水したと同時に、海面で拡散して海底まで沈んでいかないマキエサとなり効果が薄くなるばかりでなく、潮に流されたマキエサが影響してポイントもずれてしまいます。
 
出来る限り海水を入れる時は、慎重に海水の量に気を配って少しづつ入れ作り上げましょう。
 
撒き方は、通常Mカップのシャクを使っている人であれば、ワンランク上のLカップのシャクを使い1点集中ピンポイントでマキエサを投入するようにする事で、海底にマキエサを溜め、クロダイを集める効果が増します。
 
次に、サシエサですが、大きいアピール度の高い目立つものを使用すると効果的です。
 
生のオキアミであればLやLLサイズを使い、ここにエサがある事を、アピールします。
更にエサ取りの多いポイントでは、オキアミにコーティングされたマルキユーの「スーパーハードL」または、くわせオキアミスペシャルLを使うとエサ持ちも良く効果的だと考えます。
 
皆さんも、是非この時期の乗っ込みクロダイを狙う場合は、マキエサとサシエサで大いにアピールする様にしてみましょう。
 
次回はクロダイに効果的な仕掛けづくりについてご紹介いたします。