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2015年2月26日

根魚のすみかを直撃する

その気になれば、釣る気になれば一年中釣れる魚なのですが、寒くなって釣り物が少なくなってくると脚光を浴びる?のがカサゴやメバル、アイナメなどの根魚ですね。
 
このような根魚を陸っぱりで手軽に楽しむには、テトラポッドの穴釣りや護岸の際の探り釣りなどがお勧めです。
 
ただ、いくら手軽だといっても彼らのすみかが分からなければ、闇雲に釣り歩いても釣果が上がらないものです。
 
釣果を上げるためには、何度も同じ釣り場に通ってあちこち探りながら根魚の居場所を覚えるのが正解なのですが、少しでも早く居場所を見つけるためのアドバイスをしておきましょう。

まず最初は、根魚釣りに最も適しているテトラポッドの釣り場からです。
 
足元が悪いので滑りにくい靴を履いて、軽装で探り歩くようにしましょう。
 
複雑にテトラが積まれた護岸には、テトラとテトラが交錯して無数の穴が存在します。
 
そんな無数にある穴の中で、根魚がすみ心地がいいと思うのは、どんな穴なんでしょう。
 
まず、潮の入れ替わりがいい穴には、魚が付きやすいですね。
 
打ち寄せる波で絶えず潮が入れ替わるような穴がよく、しかも、打ち寄せた波がその穴を直撃しないような所が理想的ですね。
 
そして、仕掛けを落とし込んだとき、周りにある穴より深くて仕掛けが途中で止まらず、どんどん落ちていくような穴が見つかれば根魚がいる確率がグンと高まります。

カサゴやアイナメ、メバルなどの根魚は、意外に用心深いところもあって、周りの穴よりは深くて暗いところを好むようです。
 
だから、こういう穴が見つかったら、周りを見渡して何か目印になるものを探し、よく覚えておくことです。
 
その日にその穴にいる根魚を釣りきったとしても、すみ心地がいい穴には、順番待ちしている魚がいて直ぐに入ることが多いのです。
 
ただ、いくら周りより深い穴が見つかっても、途中でテトラに当たりながら落ちていくような穴では、根魚を掛けても取込めないことがあるので、素直に落ちていく穴を攻めることです。
 
ふたつ目は、光りが直接その穴に差さないような場所。
 
テトラの蔭になって穴の中が少し暗いような所がいいですね。
 
垂直の護岸を探り歩くときには、護岸の壁と捨て石が交錯する角が一番のポイントですが、これは水中にあって見えないので、探り歩いて自分で見つけるしか方法はないですね。

それよりもケーソンで出来た防波堤なら、ケーソンの継目を重点的に探ることです。
 
ケーソンとケーソンの継目には、必ずすき間が出来ます。
 
そのすき間が出来るだけ大きくて、潮が出入りするような所がいいですね。
 
もし、ケーソンが2段に積まれているような防波堤なら、下側のケーソンの継目を探るようにしてください。
テトラや護岸の継目は、穴釣り、探り釣りの1級ポイントですが、意外な穴場を1カ所だけ紹介しておきましょう。
 
それは、漁港によくある船揚場のスロープの端です。
 
スロープの端が段になって落ち込んだところ、ここを浅いからと意外に見過ごしている釣り人が多いのです。
 
誰も探っていなければ、かなり根魚が釣れる確率が高い場所ですよ。
 
一度、お試しあれ。