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2014年9月11日

これからが本番!!底物釣りパートⅡ

皆さんお元気ですか?
三重県の堀口文敏です。
 
今回も、これからが本番となる底物釣り(イシダイ、イシガキダイ)についてご紹介します。
 
前回は、底物釣りの魅力についてご紹介しましたが、今回は、大判(イシダイの60cmオーバー)を仕留めるためのアドバイスを致します。
 
磯から狙うイシダイは60cmを超えると幻と言われるくらいに釣れる確率が低いものです。
 
それは、どんな魚でも大きくなればなるほど警戒心が強くなり、なかなか仕掛けの付いたエサを食べてくれないと言うのが理由でしょうか。
 
それとも、磯かから投入して届く範囲には大型が生息してないのでしょうか。
 
中には、大型を食い込ませてもやり取りの途中で、ハリ外れによってバラシたり、根に入られて出てこなかったりと色々な悔しい思いによって取り込めなかった方もいるでしょう。
 
そんな手強さから「幻」と呼ばれているのだと思います。

そんな、幻に出会うには、やはり秋磯が一番確率の高い時季だと思います。
 
これは、地域によってまた地形によっても違いはあると思いますが、私の地元の三重県の紀東の磯で言える事です。
 
実績としても9月、10月が60cm前後が釣れる確率が高く、時には70cmオーバーの超大判が飛び出すのもこの時季です。
 
実際に、私も底物釣りを初めて60cmオーバーを3匹仕留めていますが、全てが9月下旬です。
 
やはり、この時季になると水温も少しずつ低くなりイシダイの活性が上がってくるのだと思います。
 
また、冬場に向けて荒食いをして越冬するために脂肪をたっぷり付けて深場に戻って行く準備期間でもあると考えています。
 
それと、私が過去からの経験で話をすると、台風の影響が非常に高いと考えます。
 
イシダイが生息する場所は、紀東の場合、海溝や沈み根の割れ目等、複雑な場所が多く、潮通しも良いポイントが多いので、住処や通り道となっている海溝が何らかの事情で埋まってしまったり、塞がった状態になる可能性もあるのです。
 
しかし、台風が発生し通過する時季は、9月が多く、10m以上の波が紀東の太平洋を襲います。
 
通常の低気圧や前線の通過による波はせいぜい4~5mで底まで影響が出る事は少なく浅場の海藻が切れるくらいです。
 
しかし、台風が通過した太平洋は、底に溜まっていたゴミまでスッキリと持ち浚っていく大波で、底ウネリも非常に大きいため、海溝に溜まっていたものも取り除かれ、イシダイの絶好の住処が現れます。
 
そこに、大判と言われる主的なイシダイが我先にと入るため、磯から釣れる確率が高くなるのではないかと考えます。
 
狙いは、台風が通過してから5~7日程度のベタ凪の日です。
 
私は、実際にこのタイミングで67cmの大判を仕留めました。
 
台風が通り過ぎた翌日は、まだまだ、底ウネリがあり、3日位は、川や山から流れてきた水の影響で濁りが強くあまり、イシダイ釣りには適さないのが現状です。
 
あくまでも5~7日と言うのは目明日ですが、皆さんも是非、台風の後のタイミングを逃さず竿を出してみて下さい。
 
超大型に巡り会えるかもしれませんヨ。