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最新攻略コラム

2014年8月28日

これからが本番!!底物釣り

今回は、今からが本番を迎える底物(イシダイ、イシガキダイ)についてご紹介します。
 
底物釣りは、磯釣りの中でも、豪快な釣りで、一回の釣行費もエサ代が高くなかなか手の出ない釣りです。
 
また、竿やリールもグレやチヌの上物タックルの様に、手軽な初心者向けはほとんど無く、高価なタックルとなっています。
 
それでも、この釣りを始め、一度でも豪快かつ強烈な引きを味わうと、もう止められません。
 
エサは、サザエやトコブシ、赤貝やカラス貝等を使用します。
 
私の釣行する三重県紀東の磯では、本命のアタリが出ればサザエの殻に入ったヤドカリを使う事が多いです。
 
時には、ウニや伊勢海老をもエサにする事が多く、非常にエサ代の費用がかさむ事が分かると思います。
 
しかし、それだけ高価なエサを使って狙う価値がある幻の魚とも言われる60cmオーバーの石鯛を手にした時は、かなりの満足感と達成感に満たされます。
 

仕掛けとしては、18号~20号前後ミチイトに、中通しのオモリかオタフク型オモリの30号~40号を通しその下にクッションゴムを付け、スクリューサルカンを付けるだけの簡単な仕掛けです。
 
そして、このサルカンに#38前後のワイヤーにハリは石鯛バリの15号前後をセットして出来上がりです。
 
ワイヤーの長さは紀東の場合は、30cm程度ですが、潮の流れやポイント、活性によって長くしたり、短くしたりと工夫する方もいます。
 
この仕掛けに、ウニやサザエを刺し、仕掛けを海に振り込み、海底に着くまで仕掛けを落とし込みます。
 
その後は、ミチイトの糸フケを取り、竿先に少し重みを感じる程度にして、アタリを待ちます。
 
活性の高い時は、30cm~40cm前後の小型のイシガキダイやサンバソウ(石鯛の小型)が、海底に仕掛けが着くまでにゴンゴンと突き、底に到着した時は、既にエサが無い状態の時も頻繁にあります。
 
そんな中、大型が寄ってくると底にエサが届くようになり、その後は、重量感を感じさせるバンバンと竿先を叩き、その後、ゆっくり竿先がお辞儀する様な感じのアタリの後に、一気に竿の2番位まで竿が海中に突っ込んで行きます。
 
こうなれば、後は、力と力の勝負。
 
海中に引きずり込まれそうな豪快な引きで、最後まで抵抗をする引きを魅せる。

そんな格闘とも言えるようなやり取りを終えると、海面にドカーーンと大判と言われる石鯛が浮き上がって来ます。
 
この瞬間が忘れられなく、高価なタックルと高価なエサ代を惜しむことなく幻を求めるのです。
 
豪快な磯釣り王者とも言われる石鯛やイシガキダイ釣りを初めて見ては如何でしょうか。
 
釣りは、上手な人と行けば釣果も上がり、釣技も上達すると良く言われますが、この底物こそ、狙うポイントや食い込ますときのタイミング等、ベテランと行く事をお薦めします。
 
まずは、底物狙いの方の後ろで、その姿を見て見るのも始めるきっかけの一つかも知れませんネ。!